2013年8月4日日曜日

消防設備士免状について

私が所持している免許・資格のうち「消防設備士」は文系では中々取得が難しい国家資格(免状)だ。
取得が難しい理由は、文系の学歴の人には受験資格が無い上に、テストの問題も物理が苦手な人には難解だからだ。

消防設備士とは、Wikipediaによると
 消防設備士(しょうぼうせつびし、英: Fire Defense Equipment Officer)は、
 消火器やスプリンクラー設備などの消火設備、自動火災報知設備などの警報設備、救助袋などの避難設備の設置工事、点検整備を行うことができる日本の国家資格である。
 消防法を設置根拠とする。資格取得のための試験は総務大臣指定試験機関の一般財団法人消防試験研究センター(中央試験センター及び46道府県支部)が都道府県知事の委託を受け実施する。
 消防設備士の資格保有を証明するために都道府県知事から交付される公文書を消防設備士免状という。実際の消防設備士免状の交付事務も都道府県知事が消防試験研究センターに委託しており、各都道府県の消防設備士免状の作成は同センターの本部でおこなっている。
 1965年(昭和40年)5月の消防法の一部改正により、消防用設備の工事又は整備は消防設備士でなければ行えないよう規定され、1966年(昭和41年)10月から資格制度が発足した。
とある。
免状には甲種・乙種があり、甲種は工事と整備・点検ができる。乙種は整備・点検しかできない。

文系の私が受験できた理由は実務経験年数が規程に該当したことによるが、
それでも試験を受けて合格しなければならない。
試験は筆記と実技に分かれ、実技では主に設備図面(P型だったと思う)を描くことが課される。
私は甲種4類(自動火災報知設備)を受験したから、消防法の他に基礎の物理や電気の知識を要求される。
結構難しかったが、猛勉強したおかげで一発合格できた。
理系の人(高専や工業高校電気科出身の人含む)にとっては余裕かもしれないが、
文系にとっては中々厄介な問題ばかりだった。
他の類も受験してみようかなあと思ったけれど、
他の類は主に消火設備で圧力など力学系の問題が出されるのでやっぱり物理だ。
実務経験が無いし、配管の図面は多分描けないと思うので諦めた。
でも、乙種6類(消火器)くらいは受験しておいてもいいかな。

消防設備士の免状を所持している者は定期的に更新講習を受講しなければならない。
危険物取扱主任者はその資格を使って仕事をしない限り講習を受ける義務は無いが、
消防設備士は免状を持っている人全員が義務講習受講の対象となる。
無視して講習をさぼっていると免状の返納命令が来るということだが、本当に来ているかどうかは定かではない。
私の知っている人で、かなり長期間にわたって講習から逃げていた人がいたから。
ちなみに、講習の内容は結構ボリュームがあって、とりあえずテキスト全ページめくるだけみたいな超スピードで進んでいく。
だが、講習の後に効果測定(筆記試験)があるから寝てられない。
成績が悪い人は免状を返納してもらうことになるかもと脅されるから余計に焦る。
私は効果測定の成績は良くなかったはずだが、とりあえず返納しろとは言われなかったからよかった。

もう内容をかなり忘れてしまっているから今受験しろと言われても絶対合格できない。
実務からも離れているし。
大切な資格だから失効しないよう注意しなければ。

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