2014年3月23日日曜日

ランニング中のエネルギー補給について考えてみる

フルマラソンも少し走るようになって、走っている最中のエネルギー補給について少し考えるようになった。
それは、初マラソンでいわゆる30㎞の壁というやつにぶち当たったからだ。
30㎞の壁・・・いろんな理由があるが、長時間走ることによるエネルギー切れも大きな要因だ。

よく一流選手がスペシャルドリンクを取り損ねて大きな影響が出た云々という報道を聞くと思う。
1回くらい取り損ねたくらいでそんなに大変なことなの?大会が用意しているスポーツドリンクじゃダメなの?と思う人が多いと思う。
そう、スポーツドリンクではある意味ダメなのだ。
水分を吸収するには時間がかかるが、糖分が多いと真水より吸収が遅くなるからだ。
マラソンは水分とエネルギー不足になると深刻な影響が出るので、各選手のスペシャルドリンクは吸収する時間を考えて前半・後半とドリンクの濃度を変えているはずだ(前半は水分吸収主体・後半は糖質補給主体)。
市販のスポーツドリンクも吸収スピードを考えてアイソトニック(等浸透圧)・ハイポトニック(体浸透圧)の液体になるよう作られているけれど、やっぱり口当たりが良くないと売れない。
だからそれなりの濃度になっているので吸収スピードという点ではやや不利だと考えている。
60分未満のランニング時間では摂取してもエネルギーとして使える前に走り終えてしまうだろう。

さて、私の初マラソンでは32㎞過ぎでエネルギー切れになって足が全く動かなくなり残り10㎞少々は大幅ペースダウンだった。
2回目のマラソンは肉離れ明けだったので練習不足もあって25㎞から大幅ペースダウンだった。
が、このときは大会が用意したバナナ等を最初のエイドからきちんと食べていたので33㎞くらいから足に力が少し回復してきてペースアップできた。
最初にバナナを食べてから40分くらい経過してからパワーが盛り返してきたということは・・・20㎞手前くらいからエネルギーを補給していけばエネルギー切れを起こさずに完走できるかも。
ただ、どんな大会でも20㎞より手前で食べ物を用意しているところは無い。
最初の給食テーブルまでの間は何か持って走り、途中で食べるしかないということだ(スタート前に食べるとよいが、そんなにたくさん食べられないし)。
そこで、どんなものがよいかを練習でいろいろ試してみた。


①ウィダー・in・ゼリー
エネルギーが150キロカロリー(180もあるかな)のものとカロリーオフのものがあるので注意。
ねじ式のふたがあるので、途中まで飲んで残りを後でということも可能。
カロリー量としてはこれくらいでいいと思うが、
1つの重さが重すぎるので持って走るのには向いていない。
スタート前に飲むくらいか。


②PowerBar GEL
かなりコンパクトなサイズでエネルギー量も150キロカロリーあるから、
持って走るならこちら。
ただし、ふたがないので一度開封すると飲み切るか、
手がベタベタになるのを我慢して走らねばならない。
説明書きには水と一緒に摂取とあるが、
中身の粘度が高いので給水所を目前にして飲み始めても間に合わない。
あらかじめ飲んでおいて、そのあと給水所で水を飲めばよいと思う。


③ENE-AID
コンパクトなサイズでしかもふた付き。味もおいしいので、上記2つのいいとこ取りをしたような商品。
ふたが少々固いが、慣れれば大したことはない。今後買うならこれかな?