2011年8月14日日曜日

美浜町が行うビックリイベント(愛知県知多郡美浜町)


愛知県美浜町がビックリする企画を美浜町広報で告知していた。
それは、「出会いと恋のパワースポット散策」というもの。
美浜町のホームページでも告知している。
そこには
「美浜町では、少子化対策として、独身の方の結婚を支援するため、
出会いサポート事業を始めます。
独身の方の出会いの場の提供やイベント情報を随時お知らせします。」
とある。
中身は、かつて流行ったテレビ番組の「ねるとん紅鯨団」と似た傾向のものだ。
しかし、これって税金使って役場がやるべきことなの?と非常に疑問だ。
私の友人(美浜町民)も怒っていた。

少子化対策というのは納得できるが、
「美浜町の」少子化対策にするなら「美浜町内の在住者」あるいは
「在勤者のみ」が応募できるようにするとか、
めでたく結婚できたときは美浜町に住んでもらうとか(住宅を斡旋など)、
美浜町の少子化対策について効果が出るようにするのが
税金を使って役場が行う事業のあるべき姿だ。
それがなんと「町内在住・在勤の方を優先して受付」となっているのだ。
美浜町に縁もゆかりもない人でも応募・参加可能とは・・・
これでは美浜町民のメリットがほとんどない可能性がある。
地元町民へ何らかの形でサービス提供をするのが役場の役割なのに詰めが甘い。

その上、恋愛成就のための参拝先があの有名な「恋の水神社」だ。
神社に利益をもたらす行為を公務員が行うのは憲法に違反する可能性がある。
今回は直接利益をもたらすわけではなく(いわゆる「客」を連れていくということ)、
間接的に利益をもたらすことになるから即違憲とは言えないが・・・。
それに、キューピット役として女子高校生まで手配するとは何たることか(某私立女子高校生をキューピット役にすると書いてあった)。
こういうことこそ「官から民へ」のキャッチフレーズのように
民間で行うべき事業だろう。
全国各地の農協や漁協、商工会議所や民間の婚活企業などが
このようなことをすでに行っているのだから(この「婚活」という言葉は好きではないが)。
ただでさえ税収が少なくて住民税が高いのに、こういう税の無駄遣いをしていてはいけない。
もっと町民のためになる税金の有効な使い方を考えて欲しいと思う。