2018年1月28日日曜日

パワースポットと称される場所での間違った作法(神様・仏様に手をかざす行為)

最近、全国各地でパワースポットと呼ばれるところが増えている。
それは自然の地形や岩、神社仏閣など多種多様だ。
パワースポットに認定される明確な基準はない。
噂が噂を呼んで一人歩きしている感じでもある。
その中で、神社の神様やお寺の仏像などに対して手のひらを向ける行為が流行しているようだ。
これは明らかに礼を失した行為でパワーを貰えることは絶対ない。

写真は伊勢神宮(内宮)の神域に鎮座する四至神(みやのめぐりのかみ)。
これはただの石のように見えるが、神域内に鎮座する所管社(伊勢神宮管轄の神社ということ)。
神域の境界の守護神だ。
石座が並んだだけの社殿を持たない古い形態の神。
このような形態の神社は伊勢神宮内にいくつもあり、全国各地の神社でも存在する。
周囲にしめ縄をめぐらしてあるということは神聖な場所ということ。
本当はこんな写真を撮ってはいけないのかもしれないが・・・。
そんなところへ手のひらをむけてはバチが当たるので厳に慎むべき行為だ。
※伊勢神宮職員からお聞きした話を元にかきました。