2011年4月2日土曜日

花車茶会へ行きました

花車茶会へ行ってきた。
ブログにこのことを書くのは久しぶりだが、
ずっと行ってなかったわけではない(昨年は2回ほど行けなかったが)。
私のようなド素人が茶会の感想なぞを云々すると茶会の品位に関わるといけないと思い
自粛していたのだ。
が、前回(2月:1周年記念茶会)は主催者から茶会の感想を求められ、
やっぱり書いたほうがいいのかなあと少し考え直して、
少々書こうと思う。

私はいつも職場の同僚と一緒に行く。
同僚は2人とも表千家でお稽古しているので私とは違う(私は習ったことが無い上に、この茶会以外には行ったことがない) 。
だが、茶会に来ているある方(主催者側の人かも)は、
何故か私がボスで2人を引き連れてきていると見られているらしい。
昨年8月の茶会は所用で欠席だったが、
同僚はその人から「今日はボスは休みか?」と聞かれたそうだ。
確かにこの茶会に誘ったのは私だが・・・

私がボスなんて恐縮してしまう。
この茶会も今回で8回目。
私たちはいつも午前中の同じような時間に行っているが、
他の参加者もみんな各自同じ時間に来ているようだ。
だから、待合にいるといつも同じような顔ぶれになる。
皆さんお知り合いと連れ立って来ているので、
それらの方と話をすることは今のところないが、
相手の方もこちらを常連だと認識しているだろう。
ただ、常連とは言え
全くレベルは上がっていない。
初心者も初心者だが、
回を重ねるにしたがっていつまでもそうも言っていられないカンジになってきた。
男だからと言って正客をやって欲しいといつも言われるし・・・
何らかの勉強をしていかねば、と考えつつ何もできずに今に至る。

今回は震災の影響でいつもより客が少なめに感じた。
いつもは待合がもっと込んでいると思うのだが・・・。
地元の祭礼などと重なっているだけだろうか。
今回同じ席に入る顔ぶれを見ると、
お師匠さんみたいな方など、正客をやってしかるべきという方ばかり。
しかも、ベテランのような男性もいる。
こりゃ気楽でいいぞ、と胸を撫で下ろす。
案の定その方が正客に推されたが、
その方から次客の席に来いと言われてしまう。
せっかくなのでその席へ座らせてもらい、勉強させていただこう。

今日の席主は松尾流だ。
いつもは半東さんは女性が多いのだが、
今日は全員が男性。
明治以降に成立した流派らしいが大名茶の伝統を持つらしく、
作法などがピシッピシッという折り目正しい動きで男性的だ。
挨拶のときの手のつき方も独特だ。
以前ならこういったことを見て楽しむという余裕は無かったが、
今は多少は見られる。
少しは成長しているのかも。
正客をされた方は80代だとおっしゃっていた。
それなのにかなり元気で、服装も若々しくておしゃれだった。
私もそうなれるかな~。

今日の席主は自分から道具などの説明をされる方だったので、
時間が押すこともなく、予定通り終了。
個人的には、変わった形の棗をしっかり拝見したかったなあ~。
それと、煙草盆に煙草の葉っぱを入れるものが2つあったと思うが、
この理由を知りたかったな~と。