2010年8月22日日曜日

映画「いちばん美しい夏」を観た

もう10年近く前に上映された映画「いちばん美しい夏」のビデオを久しぶりに観た。
私はこの映画を結構気に入っていて、
名駅のシネマスコーレで観たあとにビデオを入手していたのだ。
この映画は若いイギリス人の監督が愛知県を舞台に撮影したもので、
外国人がこんなに日本的な映画を撮るなんて・・・とビックリした。

「いちばん美しい夏」のホームページ

ストーリーは・・・(HPから引用)
両親も手を焼く遊び好きな女子高生・直美。しかし、母親はある日家を出たきり愛人の元に去ってゆき、直美は夏休みを旅館を経営する田舎のおばさんの家で過ごすことになった。手を焼いた父親が娘を姉の所に追いやったのだ。
人々も風景ものっぺりとした田舎で、毎日、食事を運んだり布団をたたんだりの旅館の手伝い。おまけに、おばさんの娘は頭が弱くて、うっとうしい。それな のに、おばさんの遠い親戚にあたる小出さんの世話まで押し付けられた。「近ごろボケてきちゃってね、一日一度顔をだしてくれればいいのよ」とおばさんはい うのだけれど、なぜアタシがやらなくちゃならないのだろう。
小出さんは80歳近い普通のおばあさん。でも、ときに記憶が混濁し訳のわからないことをいう。大丈夫な日は、直美とビールを飲みながらおしゃべりをす る。でも、小出さんは両親やおばさんのように小言を言ったり、根ほり葉ほりうっとうしいことを聞いてきたりしない。ビールも煙草もOK。なぜ小出さんだと アタシは普通なんだろう。小出さんの家の屋根裏には古めかしいものがたくさんある。慌てて隠した写真は、小出さんの若い頃の写真らしい。若くて美しくて輝 いて、女優さんみたい。直美は小出さんと小出さんの過去に興味を持ち始める。
酒屋の青年との恋は遊ばれたらしい。悲しい。おばさんの家も居心地が悪くなってきた。けど、しかたがない。父親が事故にあった、たいへんだ。でも、事実を認識するだけでせいいっぱい。
どうしていいのかわからない直美の行き先は、小出さんのところだった。直美と小出さんは、いつしか親しくなり、ふたりは互いの秘密や夢を共有し始めるが…。
主役は新人の真帆(鵜飼真帆)、その脇を実力派の役者が固める。直美(真帆)はハマリ役だったと思う。小出さん(南美江)と接していくうちに変わっていく直美の様子、小出さん役の南美江の凛とした姿は印象的だった。
ロケ地は名古屋市内や新城市・鳳来町・設楽町など東三河だから、
観たことある場所がでて来るところもいい。

古い映画だから、もうレンタルショップには置いてないかな?
百聞は一見にしかず。
私の中ではおススメの一本だ。