2014年3月16日日曜日

憲政記念館と国会前庭(日本水準原点の所在地)

 
先月、東京マラソンへ行ったついでに都内のいろんなところへ行ったが、国会議事堂のすぐ前にある憲政記念館と国会前庭へも行ってきた。
テレビで観るとあまりわからないが、国会議事堂がある場所は丘の上だ。
議事堂正面から前方を観ると江戸城桜田門方面を俯瞰する位置。
憲政記念館は、議事堂の正面に向って右方面にある。
議事堂正面に向っていく道路の両側は国会前庭で、その右の前庭の中にあるという感じだ。
憲政記念館の場所は元々加藤清正が屋敷を立てた場所で、その後彦根藩上屋敷になり、幕末には井伊直弼も居住した場所だったという。
明治時代になってから参謀本部・陸軍省が置かれ、戦後に衆議院の所管へと変わって1960年に憲政の功労者の尾崎行雄を記念して尾崎記念会館が建設された。
それを吸収する形で現在の憲政記念館が完成したとのこと。
だから尾崎行雄の銅像があったんだな。
さて、館内は盛りだくさんの展示物があって、ゆっくり観ているとかなり時間がかかりそう。
狭いが国会の議場を再現した部屋もあって、記念写真を撮っている人もいた。
タダだし休みもほとんどないし、ここは観ておいていいところだと思う。
国会前庭はキレイに整備された庭園で、意外と起伏がある。
この中に日本水準原点がある。
これは1891年(明治24年)に全国の土地の標高を決める際の基準として設置された基準点。
他に、櫻の井(彦根藩井伊家の表門前にあったもので江戸の名水として知られていたもの)などあり、散策してても面白い。
ただ、国会周辺は機動隊が常駐しているからちょっと物々しいけど。