2014年3月2日日曜日

国立国会図書館へ行く

先週、東京マラソンへ出場したついでに都内各所を巡ったが、
初めて国立国会図書館(以下NDLと記す)へも行った。
今までは自宅から郵送での複写資料の取り寄せでは使っていたが、入館するのは初めてだった。
この図書館は日本の図書館界の頂点にある図書館で、名前が示す通り国会議事堂の隣(道を挟んだ隣)にある。
国立国会図書館法(昭和23年法律第5号)により、国内で発行されたすべての出版物をNDLに納入することが義務づけられている(納本制度)。
そのため、国内随一の蔵書量(3,900万冊余り)を誇り、全国各地からの各種依頼に対応している。
ただし、普通の図書館とは違って個人に対しては貸出は行わない。
図書館間での貸出(図書のみ)を行っている(自宅近くの公共図書館を通じてNDLの図書を取り寄せることができる。ただし、取り寄せした図書館の館内利用のみ可)。
雑誌は必要なページをコピーしたものを個人で取り寄せできる (雑誌は図書館間の貸出も不可)。
貸出は不可だけれど、直接訪問して閲覧・複写することは可能だ。
ということで、どんな感じなのか行ってみることにしたのだ。
国会議事堂の周辺は皇居から近く、各官庁や議員会館、主要政党の本部などがある日本の中枢なので日常的に結構警備が物々しい。
その上、全国から国会の見学にバスが多数押し寄せるので不特定多数が入り込むという状況もあるので警視庁の警備部隊が常駐している。
そんな中を敢えて国会議事堂を一周してからNDLへと向かった。
入館するには最初に利用登録ししなければならない。
私は既に登録はしているが、利用証の形式が切り替えになっているらしいので本館の隣にある新館へ行く(利用証が登録は新館で行っている)。
そこで登録更新を行って新しい利用証を発行してもらう(待ち時間は5分程度)。
入館するには利用証で認証する入口ゲートを通らねばならないが、館内には鞄を持ち込めないので入口横にあるロッカーに預ける(コインリターン式)。
筆記用具など必要なものは備え付けのビニール袋へ入れて持ち込むことになる(持ち込み可能なもの・不可なものは掲示されている) 。
おそらく日本一セキュリティの高い図書館だろう。
著作権法を順守し、所蔵資料を安全に長く保管して国民の利用に供することを使命としているから、少しでもそれに少しでもひっかかることは全て禁止となるのだ。
入館するとすぐ検索用パソコンが多数並んでいるコーナーがあり、 利用証をカードリーダーに置いてログイン認証してから使うことができる。
館内には案内係の方が多数待機しているからわからないことは何でも聞ける。
検索した資料を閲覧したいときは窓口へ申請して書庫から出してもらうが、
この書庫が非常に大きいので30分くらい待つ余裕を持って行くといいだろう。
調査に来る人は滞在時間が長くなるのが普通なので、館内には食堂や喫茶店がある。
私が行ったのはちょうど13時くらいだったので2階の食堂へ行ってみたところ、ランチがメチャ安かった。
この値段でこのボリューム??というくらい。味もまあまあ。
NDLの近隣には飲食店がほとんどないし、この値段でこの味ならわざわざ外へ行く必要もないよな~という感じだ。
NDLの利用登録はもちろん無料。
郵送での複写物の取り寄せもできることから郵送での利用登録もできる。
手続き方法などはNDLのHPに詳しく書いてあるから興味ある人が登録して利用するといいと思う。
複写料金もそんなに高くないしいいと思う。