2013年12月22日日曜日

情報検索基礎能力試験(サーチャー試験)を受験

先月情報検索基礎能力試験を受験し、このほど合格通知が届いた。
合格証書は来月発送されるとのこと。
この試験は通称「サーチャー試験」と言われているもので毎年1回(11月)に行われる。
試験は基礎能力試験と応用能力試験(1・2級)があるが、私はとりあえず基礎を受験した。
受験料は4,000円。

試験団体のHPの記述によると、 
 本試験の目的は、情報を効果的に検索し、
 それを活用するための基礎的知識の保有者を客観的に認定し、その能力に対する社会的認識を高めることにあります。
 試験問題は、共通問題および選択問題からなり、
 受験者の目的や能力に合わせて選ぶことができる仕組みとなっています。

 まず共通問題は、情報一般、情報検索およびそれに必要なコンピュータや通信についての基礎的知識を問うものとします。
 選択問題は、Aコース、Bコースの2つのコースが用意されています。

 Aコースは、将来、情報専門家をめざす者を対象とし、
 上位試験である「情報検索応用能力試験」のための予備コースと位置づけています。
 具体的には、目録や分類、シソーラス等の情報管理に関する知識、データベースに関する知識を問うものとします。

 一方Bコースは、一般的な情報リテラシー能力についてのコースです。
 その内容としては、検索された情報の評価や加工、新たな情報発信などの情報の活用に関する知識、
 ワープロや表計算ソフトといったソフトウェアの利用に関する知識を問うものが設定されています。

ということで、図書館司書あるいは研究開発に携わる仕事をしている人向けの入門レベルの試験だ。
特に、図書館で勤務したい人は必須だと言える内容だ(司書課程の講習・授業ではやらないが、現場に行くとこれくらいは知ってて当たり前という内容ばかりなので)。

指定のテキストは「情報検索の基礎知識 新訂2版」。
ただ、記載内容が少々わかりにくい部分があるので、
「図書館と情報技術」という本を併せて読むとわかりやすいと思う(ただ、こちらの本は指定テキストではないのでこちらを読むだけでは不十分)。

勉強は、テキストを読んで過去問(試験団体のHPで公開されている)を解くだけでOK。
私はテキストを一通り読んだあとに過去問を繰り返し解いた。
理解して解けた以外の問題に×を付けて、できるまでやるというやり方で勉強。
元々知っている内容が多かったので、勉強したのは実質1週間くらい。
実際の試験問題も、過去問をやってできなかったところをテキスト見直ししておけば対応できるような感じだった。
テキスト以外から出題されていた問題は無いはず。
世の中にはいろんな資格試験があるけれど、この試験はいい。
テキストや学習内容がしっかりと体系立てて組まれているから理論的な部分から学習できる。
公的資格ではないけれどそれ相当な内容だと思う。

今年はバタバタしていて勉強する時間が取れなかったから、
基礎能力試験の上級試験にあたる情報検索応用試験2級を受験できなかった。
来年は2級を受けよう。
こちらは例年の合格率が4割前後だからちょっと手強いかな。