2013年10月20日日曜日

2013年日本ジュニア・ユース陸上競技選手権大会の審判をした

今年もまた、ジュニア・ユースの審判をした。
この大会は元々ジュニアの大会とユースの大会が別々に行われていたものが合体したもの。
それぞれ出場可能年齢が違うが、ジュニアの方が上の年齢まで出場できることから
ジュニアの方がレベルが高い。
今までは全国のいろんなところで開催されていたが、ここ数年は毎年瑞穂(名古屋市)開催になっている。
来年までは名古屋開催だが、今後はどうなるかわからない。

さて、この大会は長距離種目を除く陸上競技種目が行われる。
標準記録を突破した者だけが出場できるのだが、3日間丸々かかるほどボリュームがある。
昨年は高校生で女子四継メンバーに選抜された土井杏南が注目選手だったが、
今年は何と言っても桐生祥秀だ。
アジア人初の100m9秒台の期待がかかるが、
何と100mは棄権・・・200mに専念したいからだという。
100mが行われる日(2日目)は雨の予報だったからかも知れない。
しかし、結局2日目は雨が降らず、200mが行われる3日目が大雨に・・・。
私はたまたま休憩時間に予選と決勝の桐生の走りを審判控室(ゴール地点辺りのスタンド下)から見た。
スタートしてすぐ、その瞬発力というか推進力の差にびっくり。
同じ年代の選手と競うのに、しかも決勝でも独走1位・・・。
そりゃアジア記録狙うような選手だとそうなるよな~。
身体はそれほど大きくないけれどバネが違うんだろうな。

しかし、今年の天候は辛かった。
3日目の大雨は凄まじい勢いだった。
何せ、投擲のサークルは池状態。
幅跳びの砂場にも水たまりができてしまい、水で砂が締まってしまうので掘り起こすと泥沼化・・・。
1跳躍ごとに選手がドロドロになっていく。
しかも、今まで暑い日が続いていたのに急に寒くなって身体も動かない。
我々もずっと屋外にいるから寒くてカッパだけではなくて使い捨てカイロも支給される始末・・・。
風邪ひかなくてよかった。

陸上の審判は資格の必要なボランティアと同じ。
陸上競技がプロスポーツじゃないから、審判もプロではない(これで給料もらって生活するという意味で)。
でも、仕事内容はプロレベルを求められる。

これからの日本陸上界を背負っていくだろう選手たちのために
私にできる範囲でささやかに頑張っていこうと思う。