2013年8月11日日曜日

中学の陸上部OB会に行ってきた

今年は2年振りに陸上部のOB会が開催されたので行ってきた。
行ってきた、というより開催したと言う方が正確か。
OB会を始めようと言い出したのは私だから。
ウチの地域では中学の同年で同年会や厄年会を結成して活動していくことが普通にあるが、
その中で他の部活(野球部とか)が卒業後も付き合いがあって定期的に集まったり旅行に行ったりしていると聞いた。
わが陸上部はそんなことは無い。というより、どこで何をしているのかわからない人がほとんどだ。
ということで、同年会に来た陸上部の連中に声をかけて始めたのが7年くらい前。
それ以後、私のわがままというかなんというかわからないが、
仲間を巻き込んでOB会を開催しているというわけだ。

今年は初めて4学年にわたってメンバーを集めてみた。
この4年間とは、陸上部顧問の先生が赴任した年(私たちが中学1年の年)に3年生だった学年から私たちの一つ下の学年まで、だ。
実は、今年は初めて顧問の先生を招待した会だった。
だから、OB会はこの顧問の先生に指導を受けた最初の学年から4年間の人たちに声をかけてみたのだ。

顧問の先生はもう退職している。
でも、まだまだ元気そうだった。
こんなことがあるとは思っていなかったそうで、退職した際にいろんな資料を整理してしまったとか。
こんなことがあるなら取っておけばよかったと。

いろんな思い出話に花が咲いたが、
先生の「過去のことはどうでもよい、今現在のことが大事」という言葉が印象に残った。
今現在のことに全力を尽くせということ。
先生は現役時代など華々しい実績を持つ。
現在もマスターズ陸上のアジア記録を持っている。
が、先生はそのことには興味が無い。
過去のことだからだ。
とにかく、今やるべきことは手を抜かず一生懸命やること、とおっしゃった。
確かに先生の生き方もそうだよなと思う。
一生懸命やったことじゃないと思い出に残らないでしょ?と言われて確かにそうだと思う。
いい加減な気持ちで手を抜いてその場しのぎでやったことはあまり印象に残らない。
かたや、わが陸上部の練習は高校並みに厳しいものだったから、
強烈なインパクトで心に焼き付いている。
「今の年齢が一番いいときだ。思いっきり仕事ができるから」と言われたが、
先生は今はそのような環境にはないこと(退職していて仕事をしていないから)が残念そうだった。

私も仕事をしっかりやった上で趣味があるのが好ましいと思っている。
仕事は適当で趣味ばかりの生活はなんて虚しいものだろうと感じる。
貧乏性なのか、中学時代の先生の指導によってそれが染みついてしまったのか。
いくらプロレベルと言っても趣味は趣味。
仕事とは違う。
もっと仕事に対して注力したいと思いを新たにした。