2013年10月13日日曜日

エミール・クラウスとベルギーの印象派展へ行ってきた

エミール・クラウスとベルギーの印象派展へ行ってきた。
会場は碧南市藤井達吉現代美術館
大きな美術館では無いが、結構精力的に「これは!」と思える企画展を開催していると思う。
今回もポスターを見て「これは!」と思ったので行ってきた。
この企画展は開館5周年記念とのこと、気合いが入っているはずだ。

エミール・クラウスとはベルギーの印象派の画家。
美術館の案内文によると、
 印象派は、発祥の地フランスだけでなく、世界各地に伝播します。
 フランスの隣国ベルギーでは、モネやピサロといった印象派の画家たち以上に、
 点描で描くシニャックらの新印象主義が画家たちに大きな衝撃を与えます。
 こうしてベルギーでは印象派は独自の発展を遂げますが、
 その中心人物となったのがルミニスム(光輝主義)を率いたエミール・クラウスです。
 このたびの展覧会では、クラウスの作品を中心に、彼のもとに集まったベルギーの印象派たち、
 さらにその源となったフランスの印象派。
 そしてこのクラウスに学んだ日本人画家、児島虎次郎と太田喜二郎の日本の印象派と、
 ベルギー、フランス、日本の三つの国の印象派を63点の油彩でとりあげます。
 これまであまり注目されることのなかったベルギーの印象派の光まばゆい世界をお楽しみいただける貴重な機会となることでしょう。
とある。
確かにベルギーの美術はあまり取り上げられることが無いからこれはいい機会だと思う。
展示作品は前半がベルギーの印象派の作品、中盤からクラウスの作品、
最後にクラウスの影響を受けた日本の画家の作品が展示されていた。
クラウスの指導は、常に陽に向かって描け、だそうだ。
明るい陽の光の下だとどんな色でもキレイに見えてしまうが、
逆光の中では本当にキレイな色でないとキレイに見えないからだという。

私はどちらかというと写実的な絵が好きなので、印象派は好きな作品とそうでない作品が大きく分かれる。
クラウスは好きな作品だ。
このような絵を描く画家を新たに知ることができて、この企画展に来てよかったと思う。

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