2012年8月5日日曜日

「山吹色のお菓子」を買ってみた


「山吹色のお菓子」というちょっと怪しげなお菓子を試しに買ってみた。
はっきり言ってウケ狙いのお菓子だと思うが、もう随分と前から売っているみたいなので
味はどうなんだろうと興味を持って試しに買ってみたのだ(それを買う私も私だ)。

商品のホームページを見ると、
かつて江戸時代に悪徳商人などが武家に袖の下を渡すときに、
お菓子箱の下に小判(俗称で山吹色)を敷き詰めたというのを真似て作った云々
というようなことが書いてあった(確かに時代劇ではそういう場面が幾度もあった)。
時代劇好きとしては、このアイデアを商品にしてしまうところに興味を持った。
それと、このお菓子はあくまでアイデア商品なので
これを賄賂に使って効果が無くても責任持てない旨なども書いてあるところも
中々いいセンスをしていると思った(業者にとっては大真面目だろうが)。
ホームページにあるFAQの文章もとんちが効いていて面白い。

さて、お菓子の包装の見た目のインパクトはまあまあ(のしは希望により付けてくれる)。
肝心の小判の中身はパイだった。
中身のお菓子自体の見た目は備前屋(愛知県岡崎市)の「手風琴のしらべ」に似た感じだ。
味は手風琴のしらべとは違うと思うけどまあまあかな(手風琴のしらべは食べたことがないから良くわからないが)。

しかし、山吹色のお菓子はやっぱり値段が高いのは否めない。
高い理由はこの小判型ケースのせいだと思われる。
大量生産すると安くなるだろうが、それだけの需要があるかと言うとどうなんだろうか。
それに、実際にビジネスやその他公的な贈答品として使えるかとなると
中々厳しいものがあると思うし(ネタとして笑ってくれる客先なら許されるか?)。
でも、これくらいのネタで笑ってくれる余裕も欲しいものだ。
よく知っている人向けの手土産なら問題ないだろう。
ウケること間違いなしだ。