2012年6月10日日曜日

食品のアレルギー表示について

私はエビとカニのアレルギーを持っている。
だから、食べるものについて普段から気に掛けている。
最近はアレルギーを持つ人が増えたのか、
平成13年から食品衛生法において発症件数が多いものや、
発症した際の症状が重いものを食品に使用した場合は表示するよう義務付けられた。
具体的な食品名は、卵、乳、小麦、えび、かに、そば、落花生の7品目(エビ・カニは平成20年から)。
その他、表示を奨励(任意表示)されているものは、
あわび、いか、いくら、オレンジ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、さけ、さば、
大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチンの18品目。
こう見ていくと、意外なものがアレルギーを引き起こしていることが分かる。
詳細は消費者庁の該当ページを参照のこと。
http://www.caa.go.jp/foods/pdf/syokuhin19.pdf

ここで、私は非常に疑問に思うことがある。
それは、商品として販売するものだけが規制の対象となっていて、
市中の飲食店で提供される飲食物は規制されていないということだ。
私は会食や飲み会などの際に、いつも食べ物に何が入っているか気になる。
それはエビ・カニが含まれると後でアレルギー症状が出て困るからだ(私は蕁麻疹が出る)。
しかし、飲食店でアレルギー表示がなされているのを見たことは無い。
仕方ないから、私は怪しいと思われる品については一つずつ聞くことにしている。
アレルギーのある人は全人口の約2%らしい(私はもっと多いと思っている)。
日本人が仮に1億人いるとすると200万人もの人がアレルギー体質ということだ。
これは飲食店も規制の対象としないといけないのではないかと思える数値だ。
全国の都道府県のうち、人口が200万人以下の県は半数以上。
これを見ても200万という数字は侮れないと思う。
商品として販売している品だけではなくて、
飲食店で提供される食べ物も表示義務の対象として欲しいと切に願う。