2012年2月29日水曜日

学芸員の合格証書が届いた

学芸員資格の合格証書がようやく届いた。
私が通っていた大学には当時は学芸員課程が無かったため
在学中には取得できなかったが、
一昨年取得を思い立って計画実行し、予定通り1年で取得できた。
取得計画実行の詳細についてはコチラ

学芸員資格は大学などで学芸員課程を履修する以外に、
文部科学省で実施している資格認定試験に合格することによっても取得できる。
ただ、文部科学省での試験は毎年11月の1回だけ。
しかも平日に行われるから社会人にとってはハードルが高い。
私は資格認定を受けるための9科目のうち、4科目は大学時代に履修していたために
単位認定して貰えた。
不足している単位は博物館学の専門科目(4科目)と視聴覚教育メディア論だけだった。
そこで、博物館学の科目は放送大学で、
視聴覚教育メディア論は文部科学省の認定試験を受験し
めでたく1回で合格。
学芸員資格を取得するには博物館実習も必要だが、
私は所定の実務経験があるために実習免除だった。
というわけで、めでたく裏書きの無い資格証明書が届いた。

ただ、これがあるからといってすぐ職にありつけるわけではない。
学芸員資格は人気資格で、
毎年1万人前後の有資格者が誕生しているという(図書館司書も同程度)。
それに対して募集はほとんどなく、
あっても非常勤や任期付きがほとんど。
もっとも、私は学芸員の職を目指して資格取得したわけではないから
特に問題は無いか。

聞いた話によると、学芸員や図書館司書課程は教職課程より科目数が少なくて比較的楽だから、
教職課程を断念した人が流れ込んでいるとか。
そんな邪な心で資格取得してもらっては困るが、単位が取れてしまえば取得できるから
まあ仕方が無い。
ただ、私がトライした翌年に法改正があって、
必修科目など一部改正されているらしい。
だから、私が受験したときよりはやや厳しくなっているが
教員免許を取得するよりは簡単に資格取得ができると思う。
博物館学について勉強する気がある人はトライしてみるといいと思う。