2012年1月9日月曜日

中電の植林キャンペーンに当選

中部電力が行っている植樹キャンペーンに当選した。
最近は原発問題でいろいろ叩かれている電力会社のうちの一つだが、
こんな活動も行っていたのだ。
ただ、この事業は中電の独自事業ではなくて
特定非営利活動法人中部リサイクル運動市民の会との
パートナーシップ事業(企業とNPOのパートナーシップ事業)として行われている。
この活動を知ったのは、アスナル金山にあるエコマネーセンターに行ったときに
キャンペーンのチラシを見つけたことによる。
ダメもとで応募したところめでたく当選。

当選すると中電が指定した木の中から好きな木の苗を一本もらうことができる。
その木は自分で貰うこともできるが、
①プレゼントとして誰かに贈る
②中電が指定した国内外のいずれかの場所の植樹事業に使ってもらう
のいずれかを選ぶこともできる。
今年は国内2か所、海外2か所の計4箇所が植林事業の候補地として選定されていた。
私はその中から御在所岳の植林事業へ寄付することにした。

御在所岳で植林事業?と思われるかもしれないが、
荒れ地になって困っている場所があるのだ。
かつて山頂付近にあった日本カモシカセンターが閉鎖され、
施設が撤去された跡地が荒れ放題で困っているそうだ。
建物を撤去した事業者は更地にしただけだから、
今のままだと草が茂り、
土砂は雨に流されて周りの自然環境も悪くなる。
当然、災害防止の観点からも問題がある。
御在所岳は花崗岩質で山塊が風化している部分があり、
植林して地面をなるべく露出させないようにした方がよ防災上よいと思われる。
四日市の特定非営利活動法人森林の風が今の状態を憂えて植林事業などを開始。
それに中電も参加するというわけだ。

御在所岳山頂は1,200m以上の高地だから植林は来年春に実施。
私が寄付した木も元気に育ってくれるだろう。
植林には抽選で選ばれた人も参加できるそうだが、
私は春は忙しいから行けないな~(祭で忙しい)。
まあ、お子さんがいる家族向けだろうから私は辞退だ。
このような事業は今後も続いていって欲しい。
それには中電のような大資本の後援がとても重要だから
中電にも継続して欲しいところだ。

ただ、今の電気料金の算定方法(総括原価方式)だと
我々が支払う電気料金の原価にこの事業の費用が上乗せされているんだよな~。
そう考えると、知らないうちに全世帯からこっそり寄付を集めて
中電がさも本業での利益から費用をねん出して活動しているフリをしているということになるなぁ。
これにはちょっとどうかと思うが、
中電社員の福利厚生費や無駄なCMの費用、
業界団体への寄付金などと比べたら格段にマシだからまあいいか。
とにかく、電気事業法を改正して総括原価方式は止めて欲しいものだ(話が本題からそれてしまった)。