2012年7月1日日曜日

昔から、建築現場で疑問に思っていること(構造材の錆)


建設中のビルの鋼材についていつも疑問に思うことがある。
それは、大抵どのビルの鋼材も錆びているということだ。
私は素人だから、
鋼材が錆びたままコンクリートで固めてビル建設してしまうと
内部で錆びが進んで建物の強度が落ちるのではないか?
と思ってしまう。

先日たまたま建設中のビルを見かけたのでチェックしてみた。
このビルの骨組みはまだSの状態だが、
良く見ると配筋が括ってあるからいずれSRCとして建設されるのだろう。
このビルの鋼材も錆びていた。
H鋼など雨ざらしになっていれば錆びるのは当たり前なんだけど、
これでいいのだろうか?
配筋だって屋外に放置されているのは現場では当たり前みたいだし。
私がちょっと細かすぎるのか?
でも、竣工済みのビルで、
内部の鉄骨が劣化して問題になっているという話は聞いたことは無い。
やっぱり大丈夫なのかな?
それとも劣化に気付いていないだけ?
気になるところだ。

しかし、コンクリート打設後にやむを得ずスラブにシャフトを入れたり
梁などにスリーブをコア抜きするときは鋼材や配筋を切る場合もありうるから、
そっちの方がよっぽど問題だよなあと思ったりする。
実際のところはどうなんだろうなあ。
よくわからないが気になるところだ。

2 件のコメント:

いさ さんのコメント...

鉄骨のことなら任せなさい!
あれは錆びてる方が良いのです。
コンクリート無しの鉄骨構造なら錆防止に錆び止めを塗るんですが、コンクリートで保護されてるので錆の発生が起こりません。
まぁ〜コンクリートが錆び止めの代わりに。
それだけなら錆びる前にコンクリートしろと思われますが、あれはわざと錆らせてるんです。
錆びる事に寄ってコンクリートとの付着が良く成るんです。
試しにわざと錆び止め塗料を塗ってコンクリートしたとしましょう。
コンクリート硬化後に破壊すると、奇麗に錆び止め部分で剥がれます。
ところが錆びてると錆とコンクリの接着が良いので奇麗に剥がれません。
ウチは鉄骨建築でコンクリートを梁に巻く様な大きな工事は無いですが、柱ベース部分のコンクリで巻かれる部分は塗装しません。
ウンチク話し出すと長くなるからこのへんで。(笑)

F氏 さんのコメント...

いささま
詳しい説明をありがとうございます!その上、メールで写真まで送信くださり、長年の疑問が解決しました!