2011年11月6日日曜日

映画「WAYA!(わや)」を観た


名古屋・円頓寺商店街を舞台にした映画「WAYA!(わや)」を観てきた。
円頓寺は元々縁もゆかりも無いが、今ではこの町のファンの一人だ。
笛の稽古へ行くときにいつも通る道すじにあり、
その昔ながらの商店街がとても気に入ったからだ。
一般的には名古屋の昔ながらの商店街は大須だというイメージがあるが、
大須は今や昔懐かしい店は少なくなり、
若い子向けの服屋と食べ物屋ばかりという状態。
だから本当の昭和のレトロな雰囲気を残しているのは円頓寺だ。
それに、名古屋駅の近くにこんな下町があるというのも驚きだ。
バブル期にうまく地上げから逃れてきたのだろう。

今回の映画はこの商店街を中心に話が展開していく。
確か今年の1月にエキストラ募集してたから
その頃撮影したのだと思う。
エンドロールに大量の名前が出てきたから
かなりのエキストラの応募があったことがわかった。
どのカットも知っている景色ばかりで、
円頓寺を知っている人はそういった部分も楽しめる。
それに、ここは普段は入れないところなのでは?
というところでもロケが行われているのを発見したり。
しかし、アーケードの屋根をあんなふうに歩けるとは知らなかったな~。

もちろんストーリーも感動の物語だから
円頓寺を全く知らない人でも楽しめる。
それに、これを機会に円頓寺を知る人が増え、
ロケ地巡りなどに来る人も多くなるだろうなあと思う。
古い商店街で閉まっている店も結構あるが、
場所はイイし可能性を秘めていると思う。
この映画をきっかけに何か良い変化があれば、と思う。

一つ残念(でもないか?)だったのは、
ルー大柴が関西弁をしゃべるのに違和感があったこと。
役柄が関西出身で京都の大学に行っていたという設定だから仕方ないが、
てっきりルー語でも使うのではないかと勝手に思い込んでいたから
ちょっと意表を突かれた感じだ。
名古屋での上映は伏見ミリオン座で。
11月11日までの上映は確定しているが、延びる可能性あり。
詳しくはミリオン座のHPでチェック!