地元の信用金庫のうちのひとつ、
半田信用金庫が今年で創立80周年ということで記念講演会を開催した。
この講演会にはなんとあの三宅久之氏を招くというので早々にチケットをゲットして聞きに行った。
講演会は18時30分開始。
もちろんこんな時間には仕事から帰って来られないから、
有給休暇を取得!
東北で地震があった影響で首都圏も大混乱の中、
講演会が開催されるか微妙であった。
しかし、予定通り開催された。
当日、ちょっと早めに出かけたつもりが市内は渋滞気味。
やっと到着したらすでに結構先客がいた。
会場は半田市福祉文化会館(雁宿ホール)。
客の平均年齢はちょっと高い。
私はそれより下だ。
そりゃ、こんな時間では仕事をしている人では来ることは不可能だからなあ。
せっかくの講演会なのに惜しい。
今日のチケットは2月中旬に配布終了(満席)とのことだった。
そう、聴講料は無料だったのだ。
タダで三宅先生の話が聞けてラッキーだ。
さて、講演の中身は「たかじんのそこまで言って委員会」と大体似たような雰囲気だ。
三宅先生の毒舌も絶好調で、
直前に発生した東北の大地震の話題もちゃんと盛り込んでいて
素晴らしい情報収集能力だと驚くばかりだ。
しかも、三宅先生は半田信用金庫より2年年上の82歳になる(今年の誕生日が来たら)。
足腰は弱っていても頭脳は明晰。
人生のほとんどが記者生活だから、
取材のルートも多数持っているのだろう。
記者による講演会だから、
政界や財界の内輪ネタや政治家などの批評が中心だが、
もともとその方面に興味があるから楽しく聞くことができた。
ためになる話もいくつかあったが、
それをここに書くと長くなってしまうから止めておこう。
しかし、三宅先生が認める政治家は後藤田正晴(カミソリ後藤田)だったか~
2011年3月16日水曜日
2011年3月14日月曜日
東北の大震災と大津波
とんでもない大地震が起こった。
それに伴う大津波・・・。
今までに見たこともない大惨事だ。
とても言葉に表せない悲しさと恐怖。
地震の2日後に地元の祭の集まりがあったが、
猛者ぞろいの若い衆も流石に言葉少なだった。
わが地元の亀崎は海沿いの町。
東海・東南海地震の際には2~5mの津波が来ると想定されている地区だ。
みんな自分のことのように危機感を持っているのだ。
地震があったとき、私は仕事中だった。
職場は1階だから大きく揺れたわけではないけど、
座っているのに何だかふらふらしてめまいがしているのだと思っていた。
しかし、あまりにも長いので視線を上げたら天井からつり下がっているものが揺れていて地震と分かった。
阪神大震災のときもかなり長く揺れたから、
これはきっと大地震だと嫌な予感がしていたが、やはりそうだった。
地震情報の第一報はネットよりテレビのテロップが早かった。
ネットはみんなが集中してアクセスするから容量オーバーになってつながらなかったからだ。
テレビはそんなことはない。
ネット全盛の時代とは言え、やはり電波で一斉送信できるテレビ・ラジオの効果は絶大だ。
あと、震災に関するチェーンメールやデマが多数寄せられた。
多くの友人が騙されて携帯メールで転送してきたのだが、
それはデマだと伝えた。
転送されたメールその1は、
千葉の石油コンビナートで爆発が起こり、その影響で有毒物質が発生したから
雨に毒物が混じって危険だというもの。
でも、爆発したのはLPガスのタンクらしいから、
爆発的に燃えても有毒ガスはほとんど出ない。
化学反応式を見てみると分かる。
燃焼すると何と水まで出来てしまう。
だからガスで魚を焼くと炭で焼いたようにこんがりとおいしくないわけだ。
もうひとつのチェーンメールは、
東電のエリアへ送電するというもの。
こちらはかなり手が込んでいて、
関電に勤務する人の架空の名前まで付いて回ってきた。
これも、関電エリア(中電も同じだが)は東電と違って電気の周波数が違うから、
変電しないと送電できないのだ。
そもそも、そのメールには今日中に電気の備蓄が底をつくと書いてあったが、
電気がそんなに大量に備蓄できるなら苦労しないぞ。
世界中のメーカーが電気自動車の動力源となる燃料電池の開発にしのぎを削っていることを考えたらわかるだろう。
とまあ、よくチェックすれば分かるようなデマだったが、
大震災に対して多くの人が何かしなきゃという善意の心を狙った愉快犯だと思われる。
困ったものだ。
それはそうと、
チェーンメールが届くよりツイッターのタイムラインの方が早くこの情報が流れた。
そういう意味では、今回の地震ほどSNSが公共利用目的として注目されたことはないだろう。
政府や東電が情報統制してあまり漏らさないようにしていたのに、
ここでは憶測やガセネタを含めて多くの情報が流れていた。
ただ、ツイッターをはじめとするSNSもよく注意して使わねばならない。
偽情報が氾濫、あるいは巧妙に嘘をまぶしたそれらしい情報を流す輩がいるからだ。
善意の第三者はきちんと内容をチェックせずにそれを転送してしまうから
ここでもチェーンメールのような状態となっていた。
ツイッターではRTというが、クリックひとつで大量に転送できてしまう恐ろしさがある。
正しい情報を見極める力は必須だ。
被災地は広範囲に広がり、
復興までの道のりは極めて長くなることが予想される。
支援ボランティアに行きたいという声をよく聞くが、
ボランティアに行くなら自力で自分の生活全てのことができなければならない。
例えば、現地への行き帰り。
現地の公共交通機関は停止しているし、道路も寸断されているから、
被災地へ入るのも被災地内を移動するのも至難の業だと覚悟しなければならない。
もちろん、車の燃料も自分で持参しなければならない(現地では手に入らない)。
また、自分の食べ物や寝る場所は自分で確保しなければならない。
それは、被災地では食べ物も寝る場所も不足しているからだ。
被災地の方を支援に行くと言いながら、
避難所などで寝て、そこで食べ物を貰う行為は被災地の方に迷惑を掛けることになるのだ。
こう考えると、自力で自己完結できる能力があるのは自衛隊くらいしかいないだろう。
彼らは自力で現地へ入り、
衣食住全てのことを自力で賄える。
素人にはそれができないし、装備もない。
だから、ボランティアに行こうと考えている方は現地の受入体制がもっと整ってからでないと
帰って足をひっぱることになることを理解する必要がある。
私は定職があって、遠方まで支援に行くことはできない。
だから、こちらにいてもできることをしていこうと思う。
募金をすることもよいが、
日常生活において被災地に迷惑を掛けないことが被災地以外にする者のすべきことだと思う。
例えば買占め。
被災地以外が品薄になれば被災地へ回す食料も不足する。
その上、関東では品薄になったために西日本の親戚や知人に荷物を送るように依頼している人が多数いるらしく、
四国や九州の運送業者は関東向けの宅配便の量が激増しているという。
これも西日本から被災地へ荷物を運ぶべき運送業者の足を引っ張っていることになり
厳につつしまねばならない。
不謹慎と言われてしまうかもしれないが、
この件についてなるほどと感じた映像を入手したので貼り付けておく↓。
私もできるだけのことをしたいと思っている。
それに伴う大津波・・・。
今までに見たこともない大惨事だ。
とても言葉に表せない悲しさと恐怖。
地震の2日後に地元の祭の集まりがあったが、
猛者ぞろいの若い衆も流石に言葉少なだった。
わが地元の亀崎は海沿いの町。
東海・東南海地震の際には2~5mの津波が来ると想定されている地区だ。
みんな自分のことのように危機感を持っているのだ。
地震があったとき、私は仕事中だった。
職場は1階だから大きく揺れたわけではないけど、
座っているのに何だかふらふらしてめまいがしているのだと思っていた。
しかし、あまりにも長いので視線を上げたら天井からつり下がっているものが揺れていて地震と分かった。
阪神大震災のときもかなり長く揺れたから、
これはきっと大地震だと嫌な予感がしていたが、やはりそうだった。
地震情報の第一報はネットよりテレビのテロップが早かった。
ネットはみんなが集中してアクセスするから容量オーバーになってつながらなかったからだ。
テレビはそんなことはない。
ネット全盛の時代とは言え、やはり電波で一斉送信できるテレビ・ラジオの効果は絶大だ。
あと、震災に関するチェーンメールやデマが多数寄せられた。
多くの友人が騙されて携帯メールで転送してきたのだが、
それはデマだと伝えた。
転送されたメールその1は、
千葉の石油コンビナートで爆発が起こり、その影響で有毒物質が発生したから
雨に毒物が混じって危険だというもの。
でも、爆発したのはLPガスのタンクらしいから、
爆発的に燃えても有毒ガスはほとんど出ない。
化学反応式を見てみると分かる。
燃焼すると何と水まで出来てしまう。
だからガスで魚を焼くと炭で焼いたようにこんがりとおいしくないわけだ。
もうひとつのチェーンメールは、
東電のエリアへ送電するというもの。
こちらはかなり手が込んでいて、
関電に勤務する人の架空の名前まで付いて回ってきた。
これも、関電エリア(中電も同じだが)は東電と違って電気の周波数が違うから、
変電しないと送電できないのだ。
そもそも、そのメールには今日中に電気の備蓄が底をつくと書いてあったが、
電気がそんなに大量に備蓄できるなら苦労しないぞ。
世界中のメーカーが電気自動車の動力源となる燃料電池の開発にしのぎを削っていることを考えたらわかるだろう。
とまあ、よくチェックすれば分かるようなデマだったが、
大震災に対して多くの人が何かしなきゃという善意の心を狙った愉快犯だと思われる。
困ったものだ。
それはそうと、
チェーンメールが届くよりツイッターのタイムラインの方が早くこの情報が流れた。
そういう意味では、今回の地震ほどSNSが公共利用目的として注目されたことはないだろう。
政府や東電が情報統制してあまり漏らさないようにしていたのに、
ここでは憶測やガセネタを含めて多くの情報が流れていた。
ただ、ツイッターをはじめとするSNSもよく注意して使わねばならない。
偽情報が氾濫、あるいは巧妙に嘘をまぶしたそれらしい情報を流す輩がいるからだ。
善意の第三者はきちんと内容をチェックせずにそれを転送してしまうから
ここでもチェーンメールのような状態となっていた。
ツイッターではRTというが、クリックひとつで大量に転送できてしまう恐ろしさがある。
正しい情報を見極める力は必須だ。
被災地は広範囲に広がり、
復興までの道のりは極めて長くなることが予想される。
支援ボランティアに行きたいという声をよく聞くが、
ボランティアに行くなら自力で自分の生活全てのことができなければならない。
例えば、現地への行き帰り。
現地の公共交通機関は停止しているし、道路も寸断されているから、
被災地へ入るのも被災地内を移動するのも至難の業だと覚悟しなければならない。
もちろん、車の燃料も自分で持参しなければならない(現地では手に入らない)。
また、自分の食べ物や寝る場所は自分で確保しなければならない。
それは、被災地では食べ物も寝る場所も不足しているからだ。
被災地の方を支援に行くと言いながら、
避難所などで寝て、そこで食べ物を貰う行為は被災地の方に迷惑を掛けることになるのだ。
こう考えると、自力で自己完結できる能力があるのは自衛隊くらいしかいないだろう。
彼らは自力で現地へ入り、
衣食住全てのことを自力で賄える。
素人にはそれができないし、装備もない。
だから、ボランティアに行こうと考えている方は現地の受入体制がもっと整ってからでないと
帰って足をひっぱることになることを理解する必要がある。
私は定職があって、遠方まで支援に行くことはできない。
だから、こちらにいてもできることをしていこうと思う。
募金をすることもよいが、
日常生活において被災地に迷惑を掛けないことが被災地以外にする者のすべきことだと思う。
例えば買占め。
被災地以外が品薄になれば被災地へ回す食料も不足する。
その上、関東では品薄になったために西日本の親戚や知人に荷物を送るように依頼している人が多数いるらしく、
四国や九州の運送業者は関東向けの宅配便の量が激増しているという。
これも西日本から被災地へ荷物を運ぶべき運送業者の足を引っ張っていることになり
厳につつしまねばならない。
不謹慎と言われてしまうかもしれないが、
この件についてなるほどと感じた映像を入手したので貼り付けておく↓。
私もできるだけのことをしたいと思っている。
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