わが師匠が出演する「聴く能楽」へ行ってきた。
これは、能の旅人という能楽公演の第4回目のもの。
今回は名古屋能楽堂ではなく、いつも笛の稽古で通っている藤田舞台が会場だ。
普段稽古で通っているときとは違ってたくさんの人が出入りし、
ちゃんと観客席が用意されているのが不思議な感じだ。
さて、藤田舞台は能楽笛方藤田流の家元の家にある舞台。
狭いので定員は80名。
だからAとBのプログラムに分かれていて1日2公演(1公演につき80名。入れ替え制)。
私は今習っているのが鞨鼓なので
師匠が一管で鞨鼓を吹くBプログラムをに行った。
藤田舞台は狭いから、名古屋能楽堂と比べて客席と舞台の間が極めて狭い。
だから舞台上がよく見えてよい。
囃子方の息遣いもよく聞こえる。
この公演は最初はメンバートークがある。
観世喜之さんが中心となってトークを引っ張っていく。
その後が演奏と半能。
私は能楽は音で楽しむ派なのでこういう形態の舞台は好きだ。
師匠の鞨鼓。稽古のときも見本として吹かれるが、
やっぱり舞台上での気合が入った演奏はいつもと違う。
でも、やっぱり師匠の笛の音だ。
その後の半能(熊坂)はスゴイ迫力だった。
シテが長刀を振る場面があるが
客席から舞台までが近いので目の前を長刀が突きつけられるように感じて
少し怖いくらいだった。
次回の公演は9月。今度は名古屋能楽堂だとのこと。
土曜日開催だから仕事の都合がどうなるかわからないが、
出来るだけ行きたいと思っている。
2 件のコメント:
迫力ある演奏。。。
そう思われるようにお囃子をがんばりたいです(^▽^笑)
しゅうさま>
藤田流の笛は、現在3つある能楽の笛の流派の中でも激しい吹き方をするのが特徴なんですよ。師匠からは「思いっきり吹け」と言われるくらい(モチロン強弱はつけますが)。私もまだまだ稽古が足りません。
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