2010年10月31日日曜日

中川運河キャナルアートに行ってきた

中川運河キャナルアートというイベントに行ってきた。
昼間に美浜山車まつりへ行き、
それが予定より早く終了となったので標記のイベントに行くことができた。
会場は中川区の岡谷鋼機の倉庫(名鉄山王駅の西方)。

http://www.canal-art.org/%20

このイベントは、
かつて名古屋の産業の隆盛の一旦を担った中川運河をアートで再生させようという企画。
その第1回目(会場では0回と言っていた)のイベントがこの土日に開催されたのだ。
ただ、季節はずれの台風接近のために土曜日の企画は全部順延。
日曜日は小雨の中決行された。
本当は土曜日のプログラムの方が私の興味をそそったのだけど、
出勤日だったので行けず、
日曜日に行くことに。
この日は「建築系ラジオ」という建築家団体のイベントが行われていた。
私が聴いたのは「ダンボール茶室から考える 建築とアートの可能性」
という討議だ。

http://www.architectural-radio.net/

しかし、行って損した、という嫌な気持ちになり、
途中で帰ってきた。
それは、この討議が山田氏(ダンボール茶室を作成した建築家:昨年永眠)を偲ぶ話ばかりで、
中川運河とアートという点に全く近づいていかなかったから。
それに、
山田氏が生前行った講義の様子が音声のみで公開されたが
裏千家などを愚弄する内容だったのもとてもがっかりしたからだ。
山田氏は表千家で稽古された方らしく、
「表千家が千利休の本当の流れを汲む流派で、
裏千家はバカで隠居させられた利休のバカ息子が勝手に始めた流派。
そのバカ息子が始めた流派だから利休の嫌いなことばかりやった(今日庵建築など)。
裏千家は下品で、誰でも弟子に取る流派。
表千家は上品だから、誰でも弟子にするようなことはしない」
と決め付けたのがどうしても許せなかった。
表千家だけが上品なのか?
今のお茶会の状況を見たらそうとは言えないと思うんだけどなー。
あのワガママなババァども・・・。
とてもお茶を習っているとは思えない自己中な態度・・・。
家元制度のもと、茶道界は凄まじい権力構造になっていて
すっかりダメになっているのでは、と私は思っているので
表も裏も今や同じ状態だ、と言いたい(と言ってもお茶の世界はそんなに知っているわけではないくて、あくまで聞きかじりだが)。

とまあ、そういう悪口の録音を聞かされたので
余計に気分が悪くなり帰って来てしまった。
中川運河・・・普段は運河のそばに行くことがないからどんなところか知らなかったが、
結構広くて景色もいい。
運河沿いは少々寂れた感はあるが、
可能性は秘めていると思う。
堀川でさえあれだけ市民運動があって活性化に向けた活動が行われているのだから、
ここでも可能なはず。
今は市民活動というよりは芸術や建築の専門家と協賛企業が立ち上げた組織だと思うが、
これに一般市民が加わると本格的に動き出すと思う。
今後の動向に注目だ。