2010年10月17日日曜日

映画「キャタピラー」を観た

ようやくというカンジだが、
注目(?)映画「キャタピラー」を観た。
若松監督の映画だ(35年ぶり、日本人3人目の快挙。
第60回ベルリン国際映画祭 銀熊賞(最優秀女優賞)受賞作品)。



この映画は、若松孝二流の反戦映画だ。
戦争とは何ぞや、を問いかける。
それが分かっていない人が観るとただのポルノ映画と勘違いしてしまうだろう。
何を感じるか、
どう感じるかは観る人次第。
精神性が試される。
いつまで上映しているか分からないが、
できたら観て欲しい。
監督の意向で、
当日券でも1300円で観られる。

観に行ったのは
名古屋駅西のシネマスコーレ。
この映画館は若松監督が所有しているもので、
単館系の映画をかけている。
普段はアジア系のものも多い。
映画監督が映画館を所有しているというのは世界的にも珍しい。

http://www.cinemaskhole.co.jp/cinema/html/home.htm

多数のサインがところ狭しと貼ってある中に、
主演の寺島しのぶのサインもあった(キャタピラー)と書いてあるもの。
一番左端のサインは塚本晋也監督のもの(映画「鉄男」の監督)。

この映画の主役は寺島しのぶ。
彼女でなければできないと思えるスバラシイ演技だった。
傷痍軍人として帰還した夫役の大西信満の演技もスバラシイ。
私は結婚しているので、
結婚している者の立場としてこの映画を捉えた。
独身の方が観たらまた違った印象になるのだろう。

最近は映画を観るゆとりも中々ないが、
たまには行きたいなあ。