2010年10月1日金曜日

Radio-i 閉局と オリンピア テルミナ店閉店

2010年9月30日。
この日はいろいろな区切りの出来事があった日だった。
まず、Radio-i(愛知国際放送)が閉局した。
今まで日本のFM局(コミュニティFMを除く)で閉局になった放送局は無い。
当たり前のように存在していた放送局が閉局するなんてことがあるなんて。
慈善団体ではないから利益が出なければ事業を継続できなくなるのは当然なのだが・・・
とても残念でならない。

閉局の原因はFMリスナーの減少と広告収入の減少だ。
特に、この局の設立に関わったメインスポンサーが撤退したことが一番の引き金となったらしい(それまでに累積赤字もたくさんあったようだが)。
しかし、10年で撤退しなければならなかったなんて、
そのスポンサー企業の経営見通しが甘すぎたのだと感じる。
それはともかくとして、
私が結婚したあとに開局したFM局が無くなってしまった。
他のFM局と違った大人の雰囲気の局だったのでとても好きだったのに。
心地よい音楽と少なめのトーク。
IJやゲストの方のトークは騒がしい感じがしなくて好感が持てた。
だが、もうその番組を聴くことはできない。
今日からどの局を聴けばいいのか・・・
もうあのジングルを聴くことも、
IJたちのステキな声を聴くこともない・・・悲しいことだ。
昨日は放送終了後、しばらく無音の状態のラジオの前でボーっとしてしまった。
ラジオは映像の無い音だけのメディアなんだけど、
その存在感は大きかった。
中学校の非常勤講師に行っていたときは
通勤時間が車で片道45分前後かかったから
いつも車内でRadio-iを聞いていた。
普通は朝の通勤時間は慌しい気分で落ち着かないのだけれど、
Radio-iのおかげで癒された面は大きい。
いい曲をたくさん紹介してもらえたおかげで、
ステキなアーティストとも出会うことができた。
良質なサウンドやとっておきの情報を発信しつづけてくれたことにとても感謝している。
またどこかでIJたちの声を聴きたい。
可能ならば、Radio-iが復活しないかなあ。
資金面の問題が大きいから復活は難しいと思うが、
既にネット上では署名活動が始まっている。
https://ssl26.heteml.jp/clcserver/radio795/


また、Radio-iのスタッフの有志によってこういう局が設立された。
http://www.radio-iscape.jp/



次、名駅の松坂屋の地下部分にあたるテルミナ地下街が営業終了となった。
学生時代にテルミナのオリンピアで長くバイトしていたので
広い名古屋の地下街の中でも大名古屋ビルの地下街と共に
テルミナには特に愛着があった。
オリンピアの中でもテルミナ店は売り上げが大きな店で、
文具中心のある意味異色な店だった。
私は文具が好きなのでここでバイトしていたのだ。

青春時代の思い出がたくさん詰まった場所。
それがビル建替え工事のために無くなる。
三省堂も、その上の階の服屋も。
松坂屋名駅店は既に閉店している。
時代の移り変わりと言えばそれまでだが、
慣れ親しんだものがなくなるのは寂しいことだ。
これって歳を取ったということなんだろうか。
若い人たちはどう感じているのだろうか。

オリンピアは本格的にバイトを始めた最初のところで、
やさしくも厳しい店長(当時の店長は常務取締役だった)に鍛えられた。
その人は仕事一筋の人で、
年中休むことがなかった(休むと調子が悪いと言っていた)。
おかげで今の私がある。感謝にたえない。
今もお元気なんだろうか。

オリンピアはユニモールに移転するそうなので、
移転先が開店したら行ってみよう(と言っても
バイトしていたころにいた人はもう誰もいないが)。

http://www.olympiashop.co.jp/comp/index2.html

2010年9月27日月曜日

第28回 中央アルプス駒ヶ根高原マラソンに出場


長野県の駒ヶ根市で開催されるマラソン大会に行ってきた。
駒ヶ根は何かと縁がある土地だ。

大学時代の先輩が国土交通省に入り、
最初に赴任したのが駒ヶ根だったので遊びに行ったことが何度か。
また、中央アルプスの主峰である駒ケ岳(木曽駒)や宝剣岳への登山のベースとなるのも駒ヶ根で、何度か来た。
で、2年前に青春18切符を使ってJR飯田線に乗って駒ヶ根へ来たとき、
たまたまこの大会を知って走ってみたいなあと思っていた。
が、仕事の都合上土日と連休を取るのが難しいので
昨年は断念。
で、今年は運よく連休が取れたのでめでたく初出場できた。


当初は奥さんと一緒に行く(奥さんは走らないから観光目的)はずだったが、
ピアノのレッスンを優先するために
私一人で行くことに。
それも、駒ヶ根まで全部下道で行く。
私の車にはETCがついてないし、
週末は高速が大渋滞するから。
例のごとく、途中でたくさん寄り道する計画も立てて出かけた。
ちょっとしたドライブ気分だ。
私は中~高とかなりハードな練習をする陸上部に所属していてたくさんの大会に出たが、
県大会止まりだったので日帰りの試合しか経験したことがない。
泊まりで出かけるのは初めてだ。
ちょっと新鮮な感じだ。

我が家から駒ヶ根へ行くには国道155号に出て、 豊田から国道153号(飯田街道)を通るルートがよい。
ここで一つネックがあった。
それは豊田を通るということだ。
私にとって豊田は鬼門なのだ。
ツーリング中に追突されて道路の上をバイクと共に20mくらい滑っていったのも豊田。
挙母祭りを観にいって、
若い衆が適当に投げた紙テープがこめかみに当たり、
危うく失明するところだったのも豊田。
さらに、その祭りを見物していたらいつの間にか反社会勢力のファミリーに取り囲まれていて
怖くて身動きできなかったのも豊田。
そもそも道路の標識が分かりにくいので道が分かりにくいから
できれば通りたくないが、
飯田街道を通るなら避けて通れない。
ということで、ドキドキしながら豊田を通った(案の定道路の看板が中途半端で
道を少し間違えた)。

豊田市街を抜けたらあとは快適なワインディングロードが続く。
景色もとても良い。
途中で何台ものバイクとすれ違う。
バイクで来たほうがよかったかなあと思ったりする。
国道153号は飯田街道とも呼ばれるが、
実は飯田より先も続いている。
下道で片道約4時間。
高速を使うと大体3時間だから、
まあいいか(高速の方が遠回りすることになる)。
泊まったのは駒ヶ根YH。
この日に泊まっているのはほぼ100%がマラソンに出場する人だ。
「ユース」なのに、
「ユース」の年齢の人はいたのか?と思うほど宿泊者の平均年齢が高い。
多分私は平均年齢より下だろう。
同じ部屋で仲良しになった人にいろいろ教えてもらい、
前夜祭へ出かける。
そう、このマラソン大会は前夜祭(と言っても前日の夕方に開催される)がある。
前夜祭では、関係者の挨拶のあとに
地ビールと地酒が飲み放題&大抽選会が行われる。
もちろん、それを目当てに多くの人が集まっていた。
地元のものを参加者に振舞う・・・これは旨いやり方だなと思った。
しかも、観光ポイントの割引券は参加者に事前配布されているから、
当然のごとくそこへ立ち寄る。
マラソン大会が町おこし・観光振興に一役買っている。
前夜祭の挨拶では「来年はゼヒともご家族皆さんでお越しください」とPRしてたし。


私は知らない人ばかりだったが、
多くの人達は各地のマラソン大会の常連らしく、
みんな顔見知りみたいだった。
そこで知り合った方と夕食も一緒に摂ることになり、
お勧めのピザ屋へ行く。
知り合った方はみんな年長者。
陸上部出身ではなく、趣味で楽しくマラソンをやっている方だ。
中でも今年78歳になるNさんは
昨年の那覇マラソンで4時間6分で走ったというから化け物だ。
福知山のウルトラマラソンも出るとか・・・。
海外遠征(ニュージーランド、ロンドン、パリ・・・)も何度も行っているらしい。
私は陸上部出身で陸連登録をしている。
しかもユニフォームを持っているというだけで
何だかスターにされてしまった。
今ではそんなレベルではないのに・・・。

今日知り合った人たちからいろんな話を聞けてよかった。
行き詰っていた気分も晴れたような気がした。
ファンランとはこういうものだというカンジを新たにできたかな。

知り合った方々はみんな15kmの部に出場するが、
私は6kmの部へ。
全然練習していないため、
完走できない恐れがあるからだ。
このユニフォームを着るは今日が最後だから
もっと万全な状態で望みたかったがしょうがない。
今のベストを尽くすだけだ。
駒ヶ根は寒い・・・朝7時で12度くらいだったかな?
予想よりはるかに寒いのでちょっと戸惑う。
この大会のコースはとにかく急な坂が多い。
前半は凄まじい勢いで下って、折り返し前は急な登り坂。
それを折り返すので、
最後の2kmはひたすら急坂を登る・・・。
半田のコースが可愛いと感じるほどの急坂だ。
記録は27分21秒だった。
全然練習していない割りにはマアマアかな?
知り合った方たちから「来年も来てよ!」と誘われたので
ゼヒとも休暇を取って、次は15kmの部に出場したいなあ。

帰り・・・
もちろん寄り道をした。
駒ヶ根の名刹である光前寺、駒ヶ根市郷土館、駒ヶ根高原美術館、ソースカツどん・・・
これはマラソン出場者に割引券が配布されたからだ。
マラソン大会は観光PRにもなっている。
これはいい考えだと思う。
駒ヶ根はいいところなので、
お勧めの地だ。