2010年1月29日金曜日

最後の授業


今日は11月下旬から通っていた某中学校での最後の授業の日だった。
来月から病欠だった先生が復帰するためだ。

長いようであっという間の2ヶ月間。
いろいろあったがとても楽しい2ヶ月間だった。
年頃の中学生が通っているからもちろんいろいろあるんだけれど、
とてもいい学校だったな。
生徒も教職員も明るい雰囲気で。
悪いところを強いてあげると・・・校舎の構造が・・・
かつて増築を繰り返したせいで非常に分かりにくい。
まあこんなことはどうでもいいことだけど。

この中学校があるエリアは自宅から17kmほどのところなのに
あまり知らない地区だった。
そもそもこの中学校がある市自体があまり身近ではなかった。
が、ここの中学校に通うようになって一気に親近感が沸くようになった。

明日からは睡眠3時間半という生活からめでたく開放されるが、
もうここで授業をすることは無いと思うと寂しい気分にもなる。
宿題再提出の子がまだ数人残っていたのが心残り。

朝の職員会議の際、急に指名されて前へ出るように言われる。
すると、なんと校長からお手製の「卒業証書」が授与された。
この文面・・・
私が電卓の早打ちが得意なのは知られていたはずだが、
まさかミルクティーが好きということまで・・・。
どうして知っていたのだろうか?
凄まじいリサーチ力に感服する。

その上キレイなお花までいただいた。
最後の日だから何か挨拶しなければとは思っていたが、
こんなことをしてくれるとは思っておらず、
ビックリしたと同時にとても嬉しかった。

ほとんどの先生方は、
私の本職が大学のライブラリアンということを知らないらしい(元々はハードな企業の経理部ビジネスパーソンだったんだけど)。
こんな急な状況で勤務できるなんて、一体何をやっている人なんだろう?
と思っていたみたいだ(そりゃ当然だろう)。
印刷室で1年生の学年主任に普段は何をやっているのか聞かれたから、
他の先生も多分そうだ。

最後の授業、今日は3クラス。
1-2だけは変則授業で今日の授業が無くなってしまったので、
他の3クラスだけの授業となった。
1-2だけはちゃんと挨拶できなかったのが残念。

復帰される先生が授業をしやすくするため、
キリのいいところまで授業を進めなければならない。
今日中にちゃんと終えられるかという
ちょっとしたスリルもあったが何とか目標達成。

今日は私立の推薦入試の日だったから、
受験に行っている生徒が何人も欠席していて
教室がかなりガランとしていた。
いつものように大声を出すと変に響いて
ちょっと寂しいカンジがした。

授業の最後に少し話しをして
時間になったので授業終わろうとしたところ、
なんと寄せ書きをくれたクラスがあった。
嬉しいじゃないか!
中学生だと自主的にこのようなものを作ることはあまりないと思うので、
クラス担任が気を利かせてくれたのだろう。
ありがたいことだ。

寄せ書きなのでいい事ばかりを書いてくれているが、
口ぐせが面白かったというコメントが結構あった。
あれは口ぐせなのか?
意識して言ってるんだけどなあ~。
でも、時には自然に口をついて出てくるから
やっぱり口ぐせなんだろうか。

寄せ書きをくれたクラスにはブログのタイトルを言いそびれてしまった。
まあ仕方ない。
本当は、中学校における情報リテラシー教育の一環でブログの話をしたかったのだが・・・。
とても時間が無かった。
私が来たときには既に年度予定より授業が遅れていたから、
遅れを取り戻すことで精一杯だった。

彼らが卒業していく姿を見ることができないのが残念。
しかし、私の授業が彼らの人生において
多少なりともよい影響を与えることができていたなら本望だ。

まずは、3年生のみんなが第一志望校に合格することを祈念したい。
とてもご利益がある地元の神社の御守を贈ったから
きっと大丈夫だろう。

さて、明日から本職一本の生活に戻りますか。