2010年8月4日水曜日

祖母の死




祖父が無くなっておよそ2週間。
今度は祖母が急逝した。

高齢だったので体は弱っていたが、
何かの病気で明日の命も知れぬ状態ではなかった。
だから、死因は老衰になる。
93歳だった。

私は生まれも育ちも愛知県だが、
父の出身は徳島(祖父は転勤族だったので、生まれたのは名古屋)。
だから実家も徳島だ。
というわけで、急遽葬儀のために徳島へ出発した。
私の父は私が高校生のときに夭折している。
そのため、私は年齢より早く大人になることを暗に要求され、
何となく飛びぬけ感というか若い弾けたところを抑えたまま今に至る。
それはまあ仕方がないところだ。

父は長男で、私はその長男。
ということは、
本当は私が本家の跡継ぎなのだが
父が亡くなっているのでその義務は無くなっている。
が、祖父母から見たら初孫だし、
元々は跡継ぎなので微妙な立場だ。

我が家は真言宗。
そう、空海さんが開祖の密教だ。
葬儀の作法も真言宗なのだが、私は全くわからない。
しかも、実家の近所の地域での昔からのしきたりみたいなのもあり、
訳がわからない。
お経もしかり。

祖母はまだ寝ているかのようなカンジだった。
通夜の日は祖母のいる部屋で寝たような寝なかったようなカンジで過ごし、
翌日が告別式。
長寿だったとは言え、やっぱり重苦しいカンジだ。
私は翌日が仕事だから最後までいると帰宅できなくなる。
ということで、焼き場まで一緒にいて
そこから帰宅した。


大好きな徳島。
でももう気軽に徳島には行けない。
それは祖父母が亡くなって代替わりしてしまったから。
これで、祖父の家ではなく叔父さんの家になった。
もうあの家にも気軽にはいけなくなるんだ、と思うとそれも寂しい。
父の骨は遺言により本家の墓に入っているから徳島にある。
それを口実にときどき家に寄りたいな。

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