2010年5月20日木曜日

亀崎駅がランクイン!

先日図書館で見つけた本「見直したい日本の『美』 日本の駅100選」に
なんと我が地元の亀崎駅が掲載されていた。
まだ発売されたばかりの本だ。
http://www.honya-town.co.jp/hst/HTdispatch?nips_cd=998567099X

愛知県からのランクインは湯谷温泉駅と亀崎駅の2つだけ。
しかも、この本の標題紙(中の表紙)のページにも亀崎駅の写真が掲載されていて
嬉しいじゃないか!!

亀崎駅の開業は明治19年(1886年)3月1日。
JR武豊線が開業したときにできた駅のうちの一つである。
武豊線は愛知県で一番最初に開通した鉄道だから、文字通り愛知県の鉄道史の最初の1ページを飾った線だ。
今では田舎の非電化ローカル線だが、それもまた趣があって良い。
私は武豊線に乗って通学・通勤していたから思い入れが強いのだ。

亀崎駅が100選に選ばれた理由は・・・
改修はしているが開業当時の駅舎を今でも使っているからだということ。
現役の木造駅舎では日本最古と言われている。
今手元に写真が無いが、
駅の柱に貼ってあるJR東海の資産票にはM19年1月印されていたと記憶している(駅の入口の左上に貼付されているので、多分間違いない。

そんな駅がある町に生まれてよかったのか悪かったのか(もちろんよかったと強く思っている)。
ちなみに、この本は間違ったことも掲載されている。
亀崎駅のページに自然豊かな海岸線の写真と「風光明媚な海岸線が続く」と書かれているが、これは間違い。
亀崎はおろか、半田市内にはこんな景色の海岸線は無いからだ。
多分知多半島の先端の方の景色を載せているのだと思うけど、
これを期待して観客が来たら多分がっかりだろうなぁ。

それと、同じ日に開業した半田駅(こちらの駅舎は建て替えられている)の記述に
「跨線橋がやはり開業当時のものといわれている」と書かれているが、
これも間違い。
正しくは「明治43年(1910年)に建造」されたもの。
跨線橋の柱に「明四十三 鉄道新橋」と刻印がある。

いずれも一般の人たちにしてみれが大したことない部分ではあるかもしれないが、
郷土を愛する者にとっては見逃せない部分だ。
この本は主婦の友社という著名な出版社が刊行しているものなのに詰が甘くて残念。


そう言えば、
10年以上前に当時の運輸省中部運輸局が「中部の駅100選」というのを募集していたが、
それにも亀崎は入っていたなあ(亀崎は第1回選定駅)。
もちろん、私は応募した!

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E9%83%A8%E3%81%AE%E9%A7%85%E7%99%BE%E9%81%B8

2 件のコメント:

しゅう さんのコメント...

亀崎駅は、JR駅の現役駅の中で最古のものですね。
使ってなくて最古のは、長浜だとか・・・

ワタクシメのブログでも以前紹介しておりますが、趣があっていいですよね。

半田駅の跨線橋も現役最古・・・
半田は、古いものが多くていいですね(^▽^笑)

F氏 さんのコメント...

しゅうさま>
子どもの頃はそんなに貴重なものだとは知りませんでした。
というより、大人になるまでは気付いてなかったんですよ(お恥ずかしい)。あまりに身近な存在だからかもしれないですね。