2009年3月21日土曜日

能管・T先生一門の懇親会

先生の下へ弟子入りしてまもなく2年。
今回、私が弟子入りして初めて懇親会があった。
そして、他のお弟子さんと初めて会った。

2年も習っているのに他の弟子と会ったことがないということが不思議だと思う方がいると思う。
それは、笛はピアノなどと同じで1対1で稽古をつけてもらうから。
で、わが先生の稽古は完全予約制で、一人30分と決まっている。
だから、自分の前と後に稽古をする人がいればその人と会うことはありうる。
私は毎回一番最初の時間で稽古をつけてもらうので、自分の前の人はいない。
で、自分の後も誰も来ない場合がほとんどなので、
どんな人たちが稽古に通っているかとても興味があった(数人すれ違ったことはある)。

今回、私が先生にお願いして懇親会を開いていただいた関係で、
一応私が幹事を担当。
知らない人ばかりが集まるというのは先週の能管コミュのオフ会と似ているが、
今回は店に集合としたのでまだ楽だ。

事前情報によると、お弟子さんは女性が多いらしい。
今回出席するのは12名で、そのうち先生を除いて男は4名とか。
幹事なので早めに店に行ってみると、すでに一人来ていた。
60歳くらいのおじ様だ。
初めてお会いする方なのでキチンと挨拶して他の方が来るのを待つ。
18時半が開始時間なのにギリギリになるまで皆さん来ないのでちょっと心配だった。
先生の来店も結構ギリギリだったし。

さて、会は・・・かなり楽しかった。
私は酒が飲めない体質なのでもっぱらおしゃべりと料理が目的となるが、
初めてお会いする方といろいろな話ができてとてもよかった。
みんな話を聞きたいという点は共通で、
①能管を始めたきっかけ
②なぜT先生へ弟子入りしたのか
③どのくらい前から習っているのか
④どこで稽古しているか
ということが最初のうち話題の中心となった。

みんな稽古する場所に苦労していることもよくわかったし、
T先生の笛が好きで弟子入りしている人ばかりだということもわかった(大学の能楽サークル出身の人は除く)。

2次会は8名が参加。
妻のおススメの焼き鳥屋へ行こうと思ったが、
あいにく満席。
仕方ないので近所の他の店へ行く。
酔いながらも先生の指導方針とか、
普段考えていることなどいろいろといい話を聞くことができた。

先生は結構酔っ払っていて、
3次会(4次会?)まで行った模様(いわゆる「オール」)。
先生もこの会を楽しまれたからだろう。
3次会以降は先生に強制連行された方2名がお供をしてくれたと思うが・・・。
私は終電に間に合うように2次会で失礼したが(申し訳ない!)、
またこういった会を企画したいなあと思う。

2009年3月16日月曜日

能管好きのミーティング



今回、生まれて初めてオフ会というものに出席した。
オフ会というのがどんなものかちょっとドキドキ。

会ったこと無い人と待ち合わせなので、早めに集合場所へ行く。
集合場所は名駅でも待ち合わせ場所としては1,2を争う有名な場所なので、
ここへたどり着くことは出来ると思うが、果たして会うことができるか・・・。
目印の能管を入れている筒を見えるように持っていれば探して来てくれるかな?
と思っていたら、やっぱり目印に気付いてお二方が来てくださった。
ただ、他のお一人は会うことができなかったため、
電話で連絡を取り途中で合流して 会場へ向かう。
会場は円頓寺本町商店街の「藁の棲」というところ。
ここはちょっと隠れ家的なフリースペースでいい感じなのだ。
でも、今日を最後に閉鎖・解体されてしまうのが惜しまれる。

私は・・・能楽が好きだから能管を始めたわけではなくて、
祭の笛が好きだから能管を習い始めたという方が正しい(能楽も好きだけど、やっぱり祭の方がかなり好き)。
だから、能楽の詳しい話になったらどうしようかと思っていた。
が、そうはならなくて、
もっぱら稽古に関する話ばかりになった。

今回出席した5名(1名は2時間遅れで合流)は森田流と藤田流の生徒さんばかり。
だから、その2つの流派はどのように違うのか、という比較の話で盛り上がった。
稽古の最初に吹くお調べや中之舞、男舞、神舞などの舞囃子や、
唱歌、押さえる指をどのように表記するかなど、
全体としては似た傾向にはあるが
細かい点はかなり違うことが分かった。
また、いろいろな豆知識やナイショの話などもあって楽しかった。

今日は、普段は会うことの無い他の流派の方といろいろ話ができてとても有意義だった。
それと、私はまだまだ稽古が足りないなあと痛感した。

次回は京都で開催かなあ~と言って解散した。
京都では、謡の舞台を散策できるかも、と思うと今から楽しみだ!

で、合言葉は「稽古のときは座布団を遠慮する」。
それが修行の第一歩!