2008年9月21日日曜日

知多四国八十八ヶ所 札所巡り




今年は知多四国八十八ヶ所の開創二百年の年だそうだ。知多四国霊場会ではそれを記念していろんなイベントを行って二百年を祝っている。私は開創190年の年から知多四国の札所巡りを始めて、途中で中断していたので10年経ってもまだすべての寺にお参りできていない。そこで、今年こそ残りのお寺すべて制覇すべく、夫婦で行ってきた。
私のお寺参り歴は長い。地元のお寺で遊んでいたというのや親に連れられて行ったのを除いて、キチンと納経帳を持って自ら行き始めたのは中学生のときだ。私は生意気にも中学の卒業旅行と称して仲間と京都・奈良を旅行し、そのときに納経を始めた。法隆寺に行ったのが最初だ。そういうわけで、お寺参りは結構筋金入りなのだ。
今回は常滑市と美浜町のお寺を順番に回った。お寺をただ回るというのではなく、キチンとお参りして納経帳に宝印をいただく。今年はこの宝印に開創二百年のものが特別に加えられる。それを目当てにしているということもあるが、他にも目的があってお参拝に来た。お寺参りの際にはその道中の様子や寺の周囲での発見も楽しみの一つ。普段は足を踏み入れないような古い住宅地に入っていくと、そこに思いがけずよさそうな店があったり、私の大好きな祭りに関係したものがあったり。お寺の隣に神社があるところは、明治時代に神仏分離されるまでは寺社が一体となっていたものだと推測できるし、見所は多い。お寺ができた起源や、そのお寺にまつわる伝説を知るのも面白い。
お昼は常滑の町はずれにあるラーメン屋に行った。周りは畑ばかりで、ほとんど民家が無いところにぽつんと建つラーメン屋。外で待っている人がいるので多分うまいのだろうと思って行ってみることに。この店は食材にこだわっている店らしく、店内には使用食材についての説明書きがたくさんあった。それに、ラーメンの作り方もかなりこだわっている。私は料理人がよく見えるカウンター席が好きだが、今回もたまたまその席が空いたのでそこへ座り、料理人の様子を見ていた。この店は狭い。席は8席しかない。でも、並んでも食べてみようと思う味だった。家からはちょっと遠いが、近くに来たときにはまた来よう。
今回は10ヶ所余りのお寺を回った。知多四国霊場のお寺をすべて制覇するには、あと30ヶ所余りもある。知多市や東海市はほとんど回っていないし、特に篠島・日間賀島が厄介だ。でも、楽しみでもある。12月まであと3ヶ月少々、がんばって行けるか?