2008年6月8日日曜日

津軽三味線竹山流 高橋竹大氏

名古屋市内で、高橋竹大&竹大バンドコンサートのポスターを発見した。高橋氏は津軽三味線の竹山流の若手ホープで、竹山流の初代高橋竹山の最後の弟子である。10歳で竹山に弟子入りし、13歳で「竹大」襲名を許された。
津軽三味線は大きくわけて2つの系統があり、今は流行っているのは豪快な叩き系の三味線(上妻宏光や吉田兄弟など)で、竹山流は繊細な弾き三味線である。
彼とは1度だけ会ったことがある。彼は、かつて「ジャンジャン高はし」「民芸酒亭 芝楽」という店を家族で経営していた時期があり、私はその店へ行ったことがあるのだ。店は彼の母が仕切っており、ライブタイムになると彼や彼の姉の高橋竹子(彼女も高橋竹山へ弟子入りし、「竹子」襲名を許されている)が店で生演奏&リクエストに応えていろんな曲(津軽三味線以外でも東北のものならOK)を披露するという形で営業していた。ライブタイムになると注文が一切できなくなるので予めいろいろ頼んでおかねばならないが、目の前(カウンターの中)で演奏するので津軽三味線ファンにとってはかなりポイントが高い店だった。ただ、プロとして三味線に専念するために店を閉店したため今はもうない。それと、最近知ったのだが、竹山流の内部でお家騒動的なことが発生していて、高橋竹童という人が「自分こそが初代竹山の最後の弟子」と吹聴してかなり問題になっているとか。詳細はわからないが、私は竹大が最後の弟子であると信じている(免許状も店で見たし)。
今では名古屋市教育委員会の活動にも参加し、その道の達人として活躍しているとか。私は三味線は弾けないが、これからも応援していきたい。
http://www.chikudai.info/
http://www.bunka758.or.jp/09artist_bank/09ab_003.html