2008年5月10日土曜日

山おろし








5月5日は山おろし(山車の解体)を朝8時から行う。前日の疲れがどっと出ている中での作業は結構辛い。そもそも、祭りが終わってしまった後なので、なんとなく寂しい空気が流れている中での作業だ。
サヤから山車を曳き出し、ウチの組のY田氏が記念写真を撮りたいとのことだったので撮影のためにしばし待機。私もついでに同じようなアングルで写真を撮る。その後、雨に降られないうちに作業を行うということで、例年よりさらに急ピッチで解体を行う。彫刻の取り付け方法や山車本体の構造などがわかっていないと部品を取りはずすことができない。また、山車上部(上山や前山)は足を置く場が限られるので、気をつけないと自分も彫刻類も落下の恐れがある。彫刻などはすべて専用の木箱に納めるので、彫刻の名前や取り付けられている部分の名前を知らないと、どの木箱にしまってよいのかがわからない。木箱には筆で文字が書かれており、前山蟇股とはどこの部分か?脇障子?虹梁って何?って悩んでいる暇はない(木箱の多くは江戸時代に作られたもので、文字もそのときに墨で書かれたもの)。一応、間違えてしまわないように早見帳を作ってあるので、迷うときはそれを見る。困らないように普段から勉強が必要だな~。
木箱にしまった彫刻や柱などはすべて山蔵へ仕舞う。ウチの組はサヤは組事務所の向かい側(町中)にあるが、解体した部品等を収納する蔵は岡の上にある。
山蔵へ収納するのもただ仕舞えばよいというものではない。修理する彫刻類はすぐわかるように分けておき、それ以外は来年度に取り出しやすいように考えて収納する。綱などは絡まらないように木の台にかけておく。
ウチの組は例年多くの組員が出席するので他の組と比較しても作業が早い。今日も午前中で終わってしまった。昼食は例のごとく吉牛。組上げも吉牛だったし、たまには違うものを食べたいな~。

2008年5月4日日曜日

亀崎潮干祭(後の日)
























今日は後の日(2日目)。朝曳き(4時半集合)は寝坊して欠席し、警固(7時半集合)から出席。
尾張三社へ到着後、昨日は遠慮した棒締めを行う。楫方を引退した今、棒締めもいつまでやっていいのやら、と思う。たくさん若手がいるので後進に譲らねばならないな~と思う反面、H氏の兄のようにいつまでもやり続けるのもいいなあと思う(いろいろな意見があるが)。来年は辞めた方がいいかも、と思いつつ「よ~おんやらせ~!」と気分よく大声を出す。午後は曳き下ろし。例年と違って曳き下ろしたら浜の下へ整列せず、そのまま曳き上げ。その後、隠れた見所の県社廻り。今日はれいしょう様とも会えたし、それ以外にも久しぶりに会えたたくさんの方と話せたし、祭り以外でもかなり収穫があった。