2008年12月7日日曜日

愛知駅伝


愛知県内の市町村対抗で行われる愛知駅伝に行ってきた。私は競技者としてではなくて、競技役員(審判)としての参加だ。
この大会は今年で3回目。愛知万博の理念の継承とかなんとかいう目的があることになっているが、実際は町おこし的な雰囲気が強いイベント的な大会だ。会場がモリコロパーク(愛・地球博記念公園)だからそれに気付く人もいると思うが、ほとんどの人は意識していないだろう。
イベント的な大会なので、ぶっちゃけた話、陸連の審判がいなくても大会は成立する。ただ、主催者が東海テレビと愛知陸協であり、素人でこれだけの規模の大会は運営できないので我々が出動することになっているのだろう。

さて、競技の結果は新聞やテレビで報道されているので省略。
競技役員として参加し、問題だと感じた点を挙げたい(他の審判の意見も似たような意見を言っていた)。

①市町村対抗の駅伝なのだが、応援などのグッズも市町村対抗の状態になっていて、
かなり税金を無駄に使っている市町村があると思われる。
応援のためと称して市町村の名前が入った横断幕や幟などを多数購入しており、
年々エスカレートしている。
これらは、実際のところ選手を応援するためではなく、
他所の市町村がやっているからウチも負けていられないという対抗意識から行われているうようだ。
また、選手に良く見える位置ではなく、
テレビにたくさん映ると思われる位置にたくさんの幟が立てられるため、
スタート・ゴール地点への設置は規制されている。
余裕が無い市町村はこういったものにはお金を掛けられないのでかなりの差が出ている。

②コースが狭い上に曲がりくねっている。
公園内の道は駅伝をすることを想定して作られていないので、駅伝に適したコースとは言えない。しかも、テレビ中継するために狭い道に中継車や報道バイクが何台も通行する。バイクが選手のすぐ横をすり抜けていくのを何度も見て怖い思いをした。また、中継車の排気ガスはかなりのもので、沿道で審判をしている私でも気分が悪くなるほど。

③代表選手の選考方法が明確ではない市町村があるらしい。
今回はそれほど聞かなかったが、
第1回の頃は代表選手を選ぶ選考会も無いままいつの間にか選手が決まり(その市町村チームの監督になった人が自分の息のかかった選手を勝手に選んだという噂も)、
十分すぎる予算がついたため派手に飲み食いしていた自治体があるという噂がかなり流れた。

④自分の住んでいる市町村の選手の成績がイマイチだと、
地元の人たちが「あいつのせいで順位が落ちた」と非難する。
この駅伝に選ばれた選手は実業団所属などほとんどプロの人からアマチュアランナーまで幅広く出場している。
アマチュアは当然それなりの走りしかできないのだが、
他の市町村に抜かれたりすると非難が集中する傾向にある(特に上位を狙っている市町村に顕著)。
そのため、一生懸命走っても文句しか言われないから出場したくない、と代表レベル以上の実力者が出場辞退している場合がかなりあるという。

⑤父兄の応援マナーが非常に悪い。
自分の子息や孫が出場していると応援に熱が入るのはわかるが、立ち入り禁止の場所に入ったり、走路に飛び出したりしている父兄が非常に多い。子どもより大人のマナーが悪いので、役員の間でも問題になっている。

この大会は今後も続いていくと思うが、
あくまでイベントとして市町村交流・町おこしの駅伝大会にするか、
ホントの真剣勝負の競技会にするか(出場選手は全員が陸連登録必須にする)
はっきりさせるべき時期がきたと思う。
今の状態は開催ありきで、大会の意義や理念が付いてきていないように思われる。
不況の折から来年度のスポンサー探しもかなり難しいと思われるので、
しっかりとした目的・理念が必要であると思う。
また、一部の大人の応援マナー改善も必要だ。

2 件のコメント:

sara さんのコメント...

審判お疲れ様。寒かったねぇ。
テレビ観てたけど、どこにいるかわかりませんでした。テレビに映らないところでいろんなことがあったんだね。

F氏 さんのコメント...

非常に寒かったです!
でも、選手にとってはちょうどいいくらいの気温だったでしょう。
裏ではホントいろいろありますよ。ドタバタしてます。