2008年10月19日日曜日

ディ・ムジカンテン室内管弦楽団 第46回 演奏会


私の友人の奥さんがオケの楽団に入っているので、その演奏会へ行ってきた。
ディ・ムジカンテン室内管弦楽団という名古屋市で活動しているアマチュア楽団で、毎年2回程度演奏会を行っている。古典派の曲を中心に演奏する楽団なので私の好みにもぴったり!毎回演奏会の案内とチケットを送ってくれるので都合が付く限り聴きに行っている。今回は妻が都合が悪いため私一人で出かけた。

会場はいつも名古屋の伏見にある電気文化会館 ザ・コンサートホール。一時期、他のホールで行ったこともあるが、音響の良さとか使い勝手、費用などを含めてここがベストとのこと。客の入りはいつも良い。開場は13時半だが、全席自由席なので好きな席で聴きたい場合はこの時間に到着していなければならない。今回は少し遅くなって13時40分過ぎに到着したら写真の通り。よさそうな席は埋まっている。いつもは名古屋南高校の生徒が大挙して押し寄せるが、今日はいない。顧問の先生が出演しないのか。

今回の演目はハイドン・ベートーベン・メンデルスゾーンの交響曲1番を演奏するというもの。著名な作曲家の作品でも「1番」というのは若い頃の作品なので演奏会であまり取り上げられない。今回は埋もれてしまっているそれらの作品を敢えて取り上げて、若いみずみずしい作品を味わおうという趣向らしい。

今回の演目の中では、私はハイドン(特に第一楽章)が一番気に入った。やはり、形式ばった古典派っぽい音が好きなんだろう。メンデルスゾーンのはあまり好みではなかった。バッハを敬愛していたと聞いているので少し期待していたが、バッハとは違った音だった(生きていた時代が違うのでやむをえないが)。
友人の奥さんは第1バイオリンの2列目に座っていた。コンサートマスターのすぐ後ろだ。初めて聴きに行ったときは3列目だったので、少し出世したらしい。

アンコールは2曲、バッハのG線上のアリアと、シューベルトの交響曲1番第3楽章。
普段はアンコールは1曲だけのことが多いので特別サービスだ。
プログラムの演奏が終わった途端に帰る不届きな客がいなかったこともよかったのだろう。

今回は名古屋市民芸術祭2008に参加公演とのことで、いつもより気合が入っていたように思う。
ただ、テンポがゆっくりになる第2楽章は仕上がりがイマイチな人も・・・。
アマチュアだから仕方ないか。
それでも、生演奏を楽しめる機会はとても重要だ。
CDなどは便利だが、やっぱり目の前で演奏しているのを見ながら聴くのはよい。
これからもできるかぎりコンサート会場へ足を運びたいものだ。
次回は来年の6月7日(日)、同じく電気文化会館 ザ・コンサートホールで開催予定という。
詳細は下記HPを。

http://www1.ocn.ne.jp/~musik/

今から楽しみだ。

11 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

いささんのブログから来ました。
教えていただきたいことがありまして・・・
名古屋厚生年金会館(ホール)のことですが、地域の方々の反応は???いかがでしょうか。同じ運命をたどる施設が多々ありますのでとても気になります・・・

匿名 さんのコメント...

いささんのブログから来ました。
教えていただきたいことがありまして・・・
名古屋厚生年金会館(ホール)のことですが、地域の方々の反応は???いかがでしょうか。同じ運命をたどる施設が多々ありますのでとても気になります・・・

F氏 さんのコメント...

はじめまして。いささんのブログでは時々コメントを読ませていただいています。
ご質問の件ですが、私の住んでいる地域と厚生年金会館の地域とはかなり離れているので正確な反応はわかりません。
ただ、地元新聞の情報によりますと廃止反対派がかなり多くて、すでに10万人以上の廃止反対署名が集まっているそうです。
名古屋厚生年金会館は立地もよく、利用状況も好調で黒字だったので、このまま廃止にするのはもったいないと思います。。

匿名 さんのコメント...

『愛知厚生年金会館は積水ハウスなどでつくる共同企業体が65億円で落札。12月の所有権移転後に取り壊し、高層マンション建設を計画している。しかし、地元ではホール存続を求める声が根強く、署名活動も続いている。』(中日新聞より)
全国に7つある同様の会館の中では存続見通しの出てきたところもありますが、残念ながら愛知はマンションと化すようですね。
私は関西圏ですので学生の頃から大阪・・・にはよく通っていました。大阪の場合は存続が決まってホッとしているところですが、国の政策により一部の巨大化したわけのわからん施設のせいで、地道に営業していたはずの施設が『腐ったリンゴもおいしいリンゴも』いっしょくたにして売却だそうです。
何よりも民間のホテルにはない(金儲け主義だけではない)地域密着型です。
そこに働く従業員や出入りの業者さんたちのこと、何よりも「お客様」のことを考えるとくやしくて悔しくて・・・
2010年までにすべて売り飛ばされるか廃止になる運命です。『福祉増進・充実を目的』といしていたはずなのに・・・一部の社保庁職員の怠慢で、住民にとってえらい損失だと思うわけです。(とんだ独り言になってしまいました、悔しい思いを誰かに聞いていただきたかった、音楽を愛するf氏ならと・・・)

F氏 さんのコメント...

ホントにそうですよね!
全部一律で廃止・売却とはあまりにも無責任です。
名古屋では、同じような規模の愛知県勤労会館も廃止が決まっており、利用度の高い同規模のホールが2つも無くなってしまうのは非常に困るところです。こちらは古くなって維持管理が難しくなってきたからとのことですが、代わりになる施設として厚生年金会館の買取はしなかった。某首相が提唱した「官から民へ」という流れに便乗したのかなあと思うと残念です。

匿名 さんのコメント...

http://www.iga-younet.co.jp/modules/news/article.php?storyid=2453
危惧していたことが現実になりました。(ここはホールではありませんが、隣に立派な「文化会館」があります。その会館への侵入道路は、この施設の土地です。)
これって我が地域にとって一大危機なのでは、と思うのですが(内緒の話、行政職員は「あっそう・・・」という反応なんだそうです)
名古屋市のようにはいかないのかな。
「市民運動」で盛り上げて「入札参加」しか道はないのかと思うと、ちょっと寂しい伊賀市です。

F氏 さんのコメント...

例の厚生年金関係のホールですね。黒字経営で地元の人も多数働いているのに、それはお構いなしなのは考え物ですね。でも、隣接している文化会館の出入り問題があって、入札業者はあまり自由な開発ができないのでは?文化会館の出入りを制限しないようにすることなど、入札に条件はつけてないのでしょうか?

匿名 さんのコメント...

付帯条件は一切なし。
このままじゃ「伊賀市文化会館」も危機だよ!と誰か言うべきとは思うのですが、ささやかなブログでは伝わりません、悔しいけど・・・これからの市の対応が見ものです。

F氏 さんのコメント...

くノ一さま>
有力な市会議員さんが動くと何とかなりそうですけどどうでしょうか?

匿名 さんのコメント...

ここだけの話、有力な市会議員さんはおりません。私利私欲・魑魅魍魎ばかり・・・
「まちづくり三法」も勉強しないで、「市役所庁舎」を郊外へ持って行こうと無理強いする議員さんばかり。
そんな人たちに真の「地域密着」がどういうことなのか身をもって経験していただきたいくらい。
多分、時流に乗って「市はどうするんや!」と質問する人が出てくるかもしれませんが、本気ではなくパフォーマンスだけでしょう、きっと。そんな光景ずっと見てきたから、信用できません、残念ながら・・・

F氏 さんのコメント...

そうなると、手の打ちようが無いかもしれません。自分たちの仲間で立候補する人がいればよいですが、それだと間に合いませんもんね。